このブログでは、私が緘黙だった頃のことを連載形式で書き続けています。今回は中学生編の第25回です。通算第52話をお届けします。
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■ 進路調査
中学3年の2学期にもなると、先生方は、わたしたち生徒に対し、これまで以上に進路について深く考えるよう指導されました。
10月には進路調査が行われました。将来どんな職業に就きたいか、進学と就職のどちらを希望するか、等々について書面で尋ねられました。
◇ どんな職業に就きたいか
将来どんな職業に就きたいかについて、私はたしか「自分に合った職業」と答えたと思います。
私には、将来具体的にこういう職業に就きたいという希望はありませんでした。私は外ではろくに人と話せず緘黙してしまいますし、加えて無類のおっちょこちょいで、何をさせても人並みはずれて失敗ばかりでした。このため、自分に勤まる仕事などとてもありそうに思えず、特定の職業への希望を持つこともなかったのです。また、こんな不器用な私が「将来○○の仕事をしたい」という希望を持つことは、不遜な思い上がりではないかというようなことも考えていました。
そういうわけで、謙虚に「自分に合った仕事がもしこの世の中にあれば(ないだろうけど)、その仕事こそ天職だろう」という思いで、進路調査では「自分に合った職業」に就きたいと答えたのでした。
◇ 進学を選ぶ
中学卒業後の進路については、これまでにもお話してきたように、高校(普通科)への進学を考えていました。
というのも、私の親が、「これからの世の中、男は大学を出ていないと」と、以前から繰り返し私に説いていて、その話を私は素朴に信じていたからです。大学に行くためには、高校に進まなければなりません。
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2009.11.03
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私と私の緘黙
フィリピンのある新聞に、場面緘黙症を主題とした記事が1日の間に2つも掲載されましたので、取り上げます。
掲載されたのは Manila Bulletin という新聞で、フィリピンでは有力紙の一つのようです。掲載日は、現地時間 2009年11月1日です(電子版で確認)。この2つの記事は、同じ日に、フィリピンの Yahoo!News にも掲載されました。
■ 「沈黙の声」
一つ目は、The sound of silence(沈黙の声)というタイトルの記事です。内容は、場面緘黙症と緘黙の子への対応を実例を交えながら解説するというオーソドックスなもので、子どもを持つ保護者を対象に書かれたものと思われます。適切な対応により子どもの緘黙症状が良くなった例など、希望が持てる話が後半にあり、読後感が良いです。
■ 「場面緘黙症の子にどう対応するか」
二つ目は、How to handle children with selective mutism(場面緘黙症の子にどう対応するか)というタイトルの記事です。場面緘黙症の子どもを助けるために、保護者や教師がするべきことがまとめられています。
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私は東南アジア発の場面緘黙症に関する読み物に触れたことはほとんどなく(シンガポールの新聞記事を読んだことがある程度です)、その内容に興味を持ったのですが、何か特別変わったことが書いてあるとか、そうしたことはありませんでした。
ただ、いずれの記事も網羅的に要領よくまとめられており、よく書けています。
上記2つの記事のうち、後者は、Lala Alcala 氏(コンサルタント心理学者)という方の見解を載せたもので、また、前者の記事も Alcala 氏の知見が多くを占めています。Alcala 氏は、PsychConsult, Inc というフィリピンの会社と関係がある方です。PsychConsult, Inc は、心理学者からなる会社です。
フィリピンにも、場面緘黙症について深い理解があり、また、しっかりした支援の方法論と経験を持つ方がいることが窺い知れます(フィリピンの方には、失礼な言い方かも知れませんが…)。
2009.11.02
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ドラマ、新聞記事等になった緘黙
幼児教育評論家、教育評論家、子育てアドバイザーのはやし浩司氏が、緘黙の子について解説している動画を見つけました。YouTube です。あまり知られていないようなので、該当動画へのリンクを貼っておきます。
▲幼児(かん黙児)
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教育の方面に詳しい方の、場面緘黙症についての見解を知ることができます。
なお、私は場面緘黙症というと、教育よりもむしろ医学的な視点で書かれた文献に目を通すことが自然と多く、もしかしたらこのブログも、知らず知らずのうちにその影響を強く受けているかもしれないと思います。
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場面緘黙症の動画と言えば、場面緘黙症Journal が制作した動画がありますので、ついでにリンクを貼ってアピールしておきます。動画の素材を提供してくださった方には、改めて感謝です。
SMJ制作動画
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場面緘黙症の動画は、ネット上では、はやし氏と私が投稿したもの以外見かけません。もしかすると、みなさん、私に遠慮して投稿しないのでしょうか?…いや、単に動画サイトへの投稿は気軽にできるものではないからでしょう。
ですが、英語圏では、様子が違います。リンク先のページにも書いた通り、場面緘黙症の動画を、動画投稿サイトへ投稿する動きが盛んです。個人や団体が制作したと見られる動画が数多く投稿されています。
YouTube に見る英語圏の緘黙関連動画
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※ Selective Mutism とは、場面緘黙症のことです。YouTube では、場面緘黙症を特集したTV番組の録画と見られる動画もいくつか投稿されています。著作権者の許可を取ったものであれば問題ないのですが。
日本では、場面緘黙症を主題とした個人ブログが多い一方、個人動画の投稿はあまり見かけません。一方、英語圏ではこれが逆です。不思議ですが、ネット文化の違いなのでしょうか。
2009.10.27
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