場面緘黙症Journalブログ

場面緘黙(かんもく)症。選択性緘黙。学校など特定の場面で声が出ません。

海外の緘黙啓発月間2015まとめ

2015年11月16日(月)

アイキャッチ画像。
かつてない規模でした。

10月に海外で行なわれた場面緘黙症啓発月間のことです。昨年までは草の根のようなレベルで行なわれてきたこの啓発月間ですが、今年からは英国最大の緘黙支援団体 SMIRA がこの活動に加わりました。これにより、特に英国において、緘黙の啓発活動が大規模集中的に行なわれました。

そこで今回は、この海外で行なわれた緘黙啓発月間を振り返ってみたいと思います。特に啓発活動が盛んだった英国の状況については、ロンドン在住の MIKU さんという方が既にブログで書いていらっしゃるのですが、私は私で、独自に記録した掲示板「緘黙関連ニュース」の情報などを元にまとめてみたいと思います。

↓ MIKU さんのブログ「場面緘黙について考える-備忘録-」
※ イギリスの場面緘黙啓発月が終了しました (新しいウィンドウで開く
※ 場面緘黙が増加の傾向? (新しいウィンドウで開く

英国の状況


SMIRA が啓発月間開催を決めるまで


SMIRA は今年初めて啓発月間に参加しましたが、昨年の夏にはこんな話がありました。2014年8月に発行された英国発の緘黙専門のウェブマガジン Finding Our Voices に掲載されたインタビューの中でのやり取りの一部です。

インタビュアー:英国には公式の緘黙啓発月間はありませんが、SMIRA はいつもこの障害の認知拡大を図っています。どのように行なっていますか。

Although there is not an official SM awareness month in the UK, SMIRA are always raising awareness of the disorder. How do you do this?

SMIRA 役員 Lindsay Whittington さん:「SMIRAでは毎日が緘黙の啓発日です!」と私たちはいつも言っています。(以下略)

Lindsay: We always say that “Every day is awareness day at SMIRA!”...

https://smsupportmag.files.wordpress.com/2014/08/finding-our-voices-issue-1.pdf#5

ところが、2015年5月に、先ほどの Lindsay Whittington さんが Twitter でこう発言されました。この間に何かが変わったようです。

SMIRA は2015年10月1日~17日の緘黙啓発キャンペーンを告知します。

SMIRA announces #selectivemutism Awareness Campaign for October 1st-17th 2015.

https://twitter.com/SmiraLindsay/status/600623236087476224





今年5月の緘黙啓発月間について

2015年03月03日(火)

アイキャッチ画像。写真素材サイト・モデルピースより藤浦真菜さんです。編集は主に PicMonkey で。

今年の啓発月間は見送る方向


毎年5月に行なってきた場面緘黙症啓発月間ですが、私に関しては、今年はこの活動を見送ろうと考えているところです。来年以降の活動については未定です。昨年までの間に賛同してくださった方、どうもありがとうございました。

場面緘黙症啓発月間とは、緘黙の啓発活動を5月に集中的に行うものです。海外の一部で行われている Selective Mutism Awareness Month にならって、私が勝手に言い出したものです。

その目的は、(1)放って置かれている緘黙児、あるいは緘黙の人を掘り起こすこと、(2)緘黙に対する正しい理解を促すことです。

海外では啓発月間は10月に設定されているのですが、私は5月としました。その理由は、日本では4月に新学期が始まることを考慮したからです。緘黙は入学や進級に問題化しやすいですので。ただ、4月に啓発活動を行うと、単に新しい環境に慣れなくて話せないだけの児童生徒が緘黙と混同される恐れがあるので、1ヶ月置いて5月に設定しました。

ですが、昨年もお話した通り、私はもともと5月にこだわりはなく、5月の啓発月間よりもよい方法があればそちらを柔軟にとってもよいと考えていました。現在、このあたりのところを考え直しているところです。

そういうわけですが、いや、やはり5月に啓発月間を行なうべきだとして、何らかの啓発活動を独自に展開しようという方がいらっしゃれば、それも一つの判断だろうと思います。

蛇足:あまり知られていない障害や病気等に関心を持つようになってきた


ところで、緘黙関係者の間で話題になった医療漫画『放課後カルテ』の緘黙の章を読んだとき、私は物語の中に出てきたもう一つの症状「反復性腹痛」が気になりました。そこで、自分なりに調べたり、このブログでも軽く触れたりしました。

また、先月、私がいつも読んでいる『日本経済新聞』で、肌や髪の色が白い「アルビノ」の人の悩みが大きく取り上げられていて、つい熱心に読んでしまいました。

緘黙に関心を持って、緘黙のことを多くの人に知ってもらいたいと考えるようになってから、あまり世に知られていない障害や病気などに関心を持つようになっています。「緘黙のことを知ってください、理解してください」と人様に声高に訴えておきながら、他のあまり知られていない障害や病気を持った人のことを知ろうとしないのは、自分さえよければよいという自己中心的な姿勢のように思えてきたからです。

といっても、現状は新聞やニュースなどで取り上げられたら特に注意をして読む受動的な程度のものではあります。ですが、関心は持ち続けておこうと思います。蛇足ですけれども、ついでのお話でした。

画像のモデル・藤浦真菜さんについて


今回のブログのアイキャッチ画像(冒頭の画像)のモデル・藤浦真菜さんが、今年2月をもってモデルのお仕事を卒業されたそうです。藤浦さんの写真素材はこのブログで6度、「特選記事」で1度の計7度にわたって利用してきました。この場をお借りして感謝の意をお伝えしたいです。

場面緘黙症啓発月間2014を振り返る(2)

2014年06月12日(木)

アイキャッチ画像。
場面緘黙症啓発月間2014を振り返る(1)」の続きです。

前回は、啓発月間の目的と、私自身がこの期間中に何をしたかを振り返りました。今回は、協力してくださった方たちの取り組みやネット上の反応を振り返るなどしたいと思います。

* * * * * * * * * *

協力してくださった方たち


かんもくネットさんの画像ツイート


第1回
第2回

私なぞとは桁違いのリツイート数!かんもくネットさんの力は絶大です。特に第2回は5,000件を超えるリツイート数を記録しています。つまり、5,000人以上が、かんもくネットさんの啓発ツイートを読み、さらにツイッター上でこれを広めたのです。リツイートしなかった人も含めると、おそらく何万か、場合によっては何十万の人が、かんもくネットさんのツイートを読んだものと思われます。

Twitter で画像の拡散をお願いするのは非常に賢い方法だと感心しました。 敷居が低く、呼びかけやすいですし、参加しやすいからです。 Twitter は情報が広まりやすいのが特徴です。また、参加のための具体的方法を示しているのもよいです。

つぼみの会(場面緘黙親の会関東)さんが動画公開


場面緘黙を知ってください2

1ヶ月ほどで1,500件ほどの再生数。私が公開したポッドキャストの再生数とは、これまた桁違いです。

宮古島緘黙っ子の親の会さん


↓ Facebook かんもくネットさんへのリンクです。
「場面緘黙経験者を囲んでの座談会」(5/24)

啓発月間にちなんでの開催でした。このように、オンラインだけでなくオフラインでの活動にも発展しました。

これらの方だけではない


ブログや Twitter などで啓発を訴えた方がたくさんいらっしゃいます。感謝。







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2015年12月3日再設置。

近々の予定

◇ ラジオ番組「若倉純 かんもくの歌声」第3回

日時:2月26日(日)23:00~23:15
ゲスト:manana さん
⇒ FM世田谷ホームページなどで聴けます

『校庭東風』上映情報

長野県、千葉県での上映決定。広島県ではイオンシネマでの上映決定。詳細は公式ページへ。 ※ 『校庭に東風吹いて』は、場面緘黙症の架空の少女が登場する映画です。

最近の記事

リンク

■ ココロのひろば
「場面緘黙」とネットで検索してもほとんど何もヒットしなかった頃に開設されたサイトです。長く更新停止しています。

■ 「話すことがむずかしいあなたへ」
自分を変えたい、話せるようになりたい--こうした緘黙の当事者向けに、そのための具体的な方法を示したマンガです。はやしみこさん作。

■ 場面緘黙症 - メンタルヘルスブログ村
多数の緘黙のブログが登録されています。

■ 緘黙の話
昔緘黙児だった主婦の方が、高校で克服するまでの想い出を綴られています。

■ 場面緘黙について考える-備忘録-
英国在住の元緘黙児の母親によるブログです。緘黙だった息子さんのこと、英国の支援、日々の暮らしの中での想いなどが綴られています。

■ 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
不安に関する心理学、脳科学的知見から緘黙症を考えています。

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Author:富条洋(ハンドルネーム)

注意!私は専門家ではありません。
また、「富条洋」はあくまでハンドルネームであり、本名は全く違う名前です。


ここは、個人ブログです。2005年11月に姉妹ブログで緘黙コンテンツを書き始め、2006年1月に緘黙コンテンツを独立し、このブログを開設しました。


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