遠藤久美子さん、緘黙児の親という役について質問を受ける

2016年09月17日(土曜日)


場面緘黙症も扱う映画『校庭に東風吹いて』が今日公開されました。上映があった映画館の一つ「ポレポレ東中野」では、出演した遠藤久美子さん、岩崎未来さん、本間淳志さん、そして金田敬監督の舞台挨拶がありました。

遠藤さんは緘黙児の母親役で、舞台挨拶では「緘黙症の子どもを持つ親という役について」質問を受ける場面がありました。この質問に対し、遠藤さんは次のように答えています。

↓ YouTube へのリンク。緘黙の話題がある1分17秒から始まります。oricon が投稿した動画です。
◇ 遠藤久美子、結婚&妊娠発表後初公の場 祝福に照れ笑い 映画『校庭に東風吹いて』初日舞台あいさつ (新しいウィンドウで開く

その一部を抜粋すると、

今回撮影に入る前に、緘黙症のことを全く知らなかったので、監督の説明とか、あと、ネットとかで調べてですね……

遠藤さん、ネットで緘黙のことを調べられていたそうです!どのサイトをご覧になったのか、やはりかんもくネットか、NHKホームページや Twitter、ブログ等に投稿されている保護者や当事者・経験者らの声もご覧になったのか、もしかすると場面緘黙症Journal もご覧になったのか、等々想像が膨らみます。それにしても、ネットで緘黙について読んだり書いたりして十余年、こんな日が来ようとは……。

遠藤久美子さんのような有名な方が「緘黙症」とおっしゃるのを聞くと、信じられない思いです。有名な方が緘黙について話すのを聞いたのは、私にとってこれが初めてかもしれません。もしかすると、テレビ番組では過去にあったのかもしれませんが、私はテレビをほとんど見ないので。

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今回の舞台挨拶は、数多くのメディアで取り上げられました。私だけでもこれだけ確認しています(順不同)。これらの記事では、緘黙についても少しだけ書かれてあります。

↓ 緘黙児の母という役柄についてや、「お母さんの成長物語」として描くために台本を変更したことなど、興味深い記事です。
◇ fjmovie.com (新しいウィンドウで開く

[9月18日追記]

上の記事をよく読むと、緘黙児役の岩崎未来さん、「場面緘黙症のことをもっとみなさんに知ってほしいので、もっといろんな人に観てもらいたいです」とおっしゃっています。私はこの映画をまだ見ていないので映画をお薦めするのは控えたいと思うのですが、緘黙を知ってもらいたいと言っていただけたのは、本当にありがたいです。


↓ これ以下の記事は、どちらかというと、遠藤さんのプライベートの話に重点が置かれているような……。これはこれで面白いですけれども。

[9月19日追記]

◇ 中日スポーツ (新しいウィンドウで開く


[9月18日追記]

◇ 日テレNEWS24 (新しいウィンドウで開く


◇ ORICON STYLE (新しいウィンドウで開く

◇ まんたんウェブ (新しいウィンドウで開く

◇ 毎日キレイ (新しいウィンドウで開く

◇ サンケイスポーツ (新しいウィンドウで開く

◇ 日刊スポーツ (新しいウィンドウで開く

◇ シネマトゥデイ (新しいウィンドウで開く

↓ 以下2つの記事では、緘黙について書かれてありません。

◇ デイリースポーツ (新しいウィンドウで開く

◇ スポーツ報知 (新しいウィンドウで開く

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なお、『校庭に東風吹いて』の上映は、広島市でも決まりました。公式ホームページによると9月25日(日)だそうで、もうすぐです。

私の確認不足だったら申し訳ないのですが、急に決まったようにも思います。映画に関わった映画24区代表・三谷一夫さんによると、「全国あちこちで急に決まったりします」とのこと。映画に関心のある方は、公式ホームページをこまめにチェックした方がよいかもしれません。

◇ スケジュール|映画「校庭に東風吹いて」公式ホームページ (新しいウィンドウで開く

『校庭に東風吹いて』沢口靖子さん2つのインタビューと緘黙

2016年09月15日(木曜日)


周囲に理解されにくく、ご本人や身内に苦しんでいる方が多いと知り、俳優として作品に出演することで多くの人に知ってもらいたい、と思うようになりました。

9月15日(木)に zakzak で公開された、映画『校庭に東風吹いて』主演の沢口靖子さんへのインタビューの一部です。

何が「周囲に理解されにくく……」なのか、この記事でははっきり読み取れないのですが、前後の文脈から、場面緘黙症のこととも解釈できます(解釈が間違っていたら、ごめんなさい)。

↓ その zakzak のインタビュー記事へのリンク。
※ 【沢口靖子】芸能界入りは運命 私にとって「人生そのもの」 (新しいウィンドウで開く

そういえば、『校庭に東風吹いて』の公式ホームページに添えられている沢口さんのメッセージも、緘黙についてのものでした。

↓ 『校庭に東風吹いて』公式ホームページへのリンク。下の方に沢口さんのメッセージがあります。
※ 作品紹介|映画「校庭に東風吹いて」公式ホームページ (新しいウィンドウで開く

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別のインタビュー記事では、沢口さんは演じるにあたって、「教師の心得」や「場面緘黙症」の関連書などを参考に読んだとあります。

↓ シネマジャーナルへのリンク。
※ 『校庭に東風吹いて』沢口靖子さんインタビュー (新しいウィンドウで開く

役者には役作りというものがあるそうですから、教師役の沢口さんが緘黙の関連書を読むことは不思議なことではありません。ですが、沢口さんご本人への直接のインタビュー記事でそうした事実を確認すると「あの沢口さんが!」と驚きます。

沢口さんのような方がこうしたことをおっしゃると、緘黙(?)を経験した者として、また緘黙のブログを10年以上続けてきた者として、大きな励ましをいただいたような思いです。

その『校庭に東風吹いて』は、9月17日(土)より、ポレポレ東中野(東京都)などで公開されます。どういう映画が出来上がったのかは試写会に行っていないので知らないのですが、これをきっかけに緘黙の認知と理解が広まるとありがたいです。

映画『校庭に東風吹いて』予告編がYouTubeで公開

2016年07月25日(月曜日)


※ 上の画像は、映画とは関係ありません。

予告編公開


場面緘黙症の少女が登場する映画『校庭に東風吹いて』の予告編が今日、YouTube に公開されました。

↓ YouTube へのリンク。1分45秒。
◇ 映画「校庭に東風吹いて 」予告篇 (新しいウィンドウで開く

序盤から「場面緘黙症」という言葉が出てきます。緘黙の少女(演:岩崎未来さん)も出てきます。

この動画は、『校庭に東風吹いて』公式facebook ページが紹介していることから、公式のものと見てよさそうです。

なお、この動画を公開した方は、今回の映画の製作に携わるゴーゴービジュアル企画と何らかの関わりのある方ではないかと思います。なぜなら、ゴーゴービジュアル企画が公式ホームページ上で紹介している過去の映画の YouTube動画に、今回の動画を公開したアカウントによるものが含まれているからです。


予告編を見た感想


予告編を見た感想ですが、まず、予告編での緘黙の説明が「お教室では何もできないのです」というのは、意外でした。「何も話せないのです」という説明の方が一般的だからです。もっとも、他に適当な台詞が、劇中になかっただけかもしれませんが。ただ、話せない点ばかりに注目した説明も、必ずしも緘黙を正確に言い表しているとは言えません。私の説明も声が出ない点に注目しがちなので、反省しなければなりません。

それから、後ろの黒板に、よく見ると「今週の目ひょう 大きな声であいさつしよう」と書かれてあるのが目を引きました。緘黙児には無理な目標ですが、ストーリーには関わってくるのでしょうか。

また、動画の中盤あたりから、子どもたちの歌声が挿入されているのも気になりました。ストーリーの中に合唱のシーンがあるのでしょうか。合唱も緘黙児にとっては試練です。それとも、これはこの映画の主題歌なのでしょうか。

あと、16歳にして養護教諭の役を演じる祷キララさんが個人的に一番気になっていたのですが、予告編を見る限り年齢的に違和感がなく、ほっとしました。


原作小説


校庭に東風吹いて
校庭に東風吹いて
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柴垣文子
新日本出版社

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※ こんな下までご覧くださり、ありがとうございます!