日本テレビ『仰天ニュース』が、また緘黙を扱います

2017年02月22日(水曜日)

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「無口な少女の心の秘密」


日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』が、場面緘黙症を取り上げます。番組の放送日は、3月1日(水)夜9時から9時54分です。

番組公式ページに情報があります。

↓ 番組公式ホームページへのリンクです。「NEXT ONAIR 次回予告」の後半をご覧ください。
◇ ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ (新しいウィンドウで開く


『仰天ニュース』は、過去にも緘黙を扱った実績あり


この番組は、以前にも場面緘黙症を扱ったことがあります。

○ 1度目(2013年2月13日)

「静かな少女の秘密」と題し、イギリスの緘黙の少女、 カースティ・ヘイズルウッド(Kirsty Rose Heslewood)さんが取り上げられたそうです。カースティさんは後にミス・イングランド2013、ミス・イギリス2014に輝きました。

○ 2度目(2014年9月24日)

4時間スペシャルの中で、カースティさんが再び取り上げられたそうです。ブログ「猫になりたい」さんによると、 再現映像は以前のものでしたが、その後の様子などが追加されていたそうです。

特に1度目の放送の時は、大変大きな反響がありました。この放送を見て自分が緘黙だと知った方はよく目にしますし、アクセス数が大幅に伸びた緘黙関係ブログもあったそうです。

「Google トレンド」という、キーワードの検索動向を調べられるウェブサイトによると、キーワード「緘黙」の人気度(変な言葉)は、この放送があった時期に跳ね上がり、以後やや高止まりしています。

↓ 「Google トレンド」へのリンクです。
◇ 「緘黙」の検索動向2004年以降 (新しいウィンドウで開く


リポートはしません


なお、私はこの番組を見ることはないだろうと思います。ですので、番組を見たリポートをこのブログですることはないでしょう。すみません。

私は緘黙に関心を持って十余年、このブログを続けて11年、Twitter で緘黙に関する情報を発信して7年になりますが、いまだにテレビで緘黙を取り上げたものを見たことがありません。もともと私にはチャンネル権が無い上、放送時間帯にテレビの前に座れないことが多いとか、地元メディアが取り上げないとか、そうしたことが重なって、このような次第です。



英大衆紙が大人の緘黙や後遺症に触れる、ケイティーさん続報

2017年02月16日(木曜日)

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The Sun に、緘黙を主題とした記事


イギリスで最も発行部数が多いという日刊大衆紙 The Sun が16日、場面緘黙症を主題とする記事を掲載しました(電子版で確認)。

↓ The Sun ウェブサイトへのリンクです。
◇ What is selective mutism, what are the symptoms of the childhood anxiety disorder and can adults suffer from it too? (新しいウィンドウで開く

内容は、緘黙を一般の方向けに簡単に解説したものです。

この記事ですが、私としては、大人の緘黙や、いわゆる後遺症についても触れている点に注目しています。特に、低い自尊心(low self-esteem)や孤立(isolation)といった、話せないことや精神障害以外での影響を指摘している点を評価したいです。

The Sun というと、ヌードが掲載されるなど、高級紙(The Times など)に比べるとメディアとしてはどうかというイメージもあるのですが、今回の緘黙の記事については比較的しっかりしています。

The Sun は大衆紙とあって、ケイティー・ラフさん(7歳の緘黙児)殺害事件を、特に力を入れて伝えてきた新聞の一つです。事件を伝えた記事の中には、ケイティーさんが緘黙だったことに触れたものもありました。ですが、今回の緘黙を主題とした記事では、ケイティーさんの事件については何も触れていません。事件とは別枠での報道ということでしょう。


緘黙児殺害事件の続報


ケイティーさんの事件といえば、ちょうど今日の16日、殺人と凶器保有の容疑で逮捕された被告人の2度目の予備審問(かな?イギリスの司法制度知らないので、間違っていたらごめんなさい)がありました。この被告人は15歳の少女で、その年齢から、顔も名前も公表されていません。

※ Yahoo!Japan で「ケイティーラフ」と検索すると、検索候補に「ケイティーラフ 犯人 顔」と出てきますが、このような事情で容疑者の顔は公表されていません。

容疑がかけられた少女は、最初の予備尋問でも今回の予備尋問でも、何も話しませんでした。ただ、書面では容疑を否認したそうです。イギリスの多数のメディアが報じています。

↓ 英高級紙 The Independent ウェブサイトへのリンクです。
◇ Katie Rough: Teenage girl denies murdering seven-year-old (新しいウィンドウで開く

↓ BBC News へのリンクです。
◇ Katie Rough death: Girl, 15, pleads 'not guilty' to murder (新しいウィンドウで開く

ケイティーさんがなぜこのような被害に遭ったのか、まだ分かっていません。被害に遭ったのがたまたま緘黙児だっただけなのかもしれません。ですが、例えば、大人しそうだから狙われたとか、助けの声を上げられなかったなど、緘黙だったことが被害につながった可能性も現時点では捨てきれません。

今後、どのような真実が明らかになるのか、注視したいと思います。



殺害された緘黙児の葬儀、多数の英メディアが報じる

2017年02月14日(火曜日)

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7歳の少女


イギリスで先月、場面緘黙症だったケイティー・ラフ(Katie Rough)さんという7歳の少女が事件に巻き込まれ、亡くなったことを覚えていらっしゃるでしょうか。

↓ その時に書いた記事です。
◇ 英国で緘黙児が殺害される (新しいウィンドウで開く

ケイティーさんの遺族は、イギリスの緘黙支援団体 SMIRA のメンバーでした。[注] 逮捕されたのは15歳の少女で、犯行の動機などはまだ明らかになっていません。

以前お話したように、事件は現地のメディアで大きく取り上げられました。イギリス議会でも話題になり、メイ首相とコービン労働党党首が、哀悼の意を表す場面がありました。

ただし、この時にケイティーさんが緘黙だったことに触れたメディアは、私が見たところ確認できませんでした。遺族や複数の緘黙関係者が、ケイティーさんに緘黙があったことを打ち明けたため、明らかになったのでした。

葬儀が行なわれる


さて、そのケイティーさんの葬儀が13日、ヨークミンスター(ヨーク大聖堂)で執り行われました。この模様も、イギリスの多数のメディアが報じています。その一部として、BBC と高級紙 The Guardian をご紹介したいと思います。

↓ BBC News へのリンクです。
◇ Katie Rough funeral: Service at York Minster (新しいウィンドウで開く

↓ The Guardian ウェブサイトへのリンクです。
◇ Funeral of seven-year-old Katie Rough led by archbishop of York (新しいウィンドウで開く

今回の記事では "Katie had selective mutism" (BBC) 、"Despite being affected by selective mutism, Katie “still loved to join in and ...”" (The Guardian) と、ケイティーさんが緘黙だったことが少し触れられています。なお、緘黙は英語で selective mutism と呼びます。

また、BBC の記事によると、遺族はこの日集まった寄付金を、緘黙支援団体 SMIRA に贈与することを望んだようです。

葬儀が行なわれたヨークミンスター(ヨーク大聖堂)は、『デジタル大辞泉』によると、13~15世紀に建築された、イギリス最大のゴシック式大聖堂です。また、葬儀を主導したジョン・センタム・ヨーク大主教(John Sentamu, Archbishop of York)は、『世界の観光地名がわかる事典』によると、イギリス国教会ではカンタベリー大主教に次ぐ高位聖職者だそうです。

The Guardian によると、ケイティーさんは生前この大聖堂の常連で、ここで洗礼を行ったとのこと。大主教も、彼女のことを覚えているそうです。こうした縁で、イギリスでも最高クラスに格式の高い大聖堂で、高名な宗教指導者のもと葬儀が催されたのでしょう。


世界中からメッセージが


葬儀に先立ち、遺族の方が、ケイティーさんに寄せられたメッセージを載せたフォトムービーを公開しています。

↓ イギリスの民間放送局 ITV のウェブサイトへのリンクです。その動画を見ることができます(ページ下部)。
◇ Family of Katie Rough, 7, release video ahead of funeral (新しいウィンドウで開く

その動画で見られるメッセージは、イギリス国内はもとより、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、オランダ、キプロス、南アフリカなど世界中から寄せられたものです。


海の向こうでは、こんな大きなことが


海の向こうでは、緘黙の当事者にこんな大きなことがあったということを、お伝えしたいと思います。

なお、アメリカを代表する緘黙支援団体 Selective Mutism Association(Selective Mutism Group から改称)が、今回の葬儀のニュースを Twitter で取り上げ、関心のほどを窺わせています。

↓ Twitter に登録されていない方でもご覧になれます。アメリカは日本ほど Twitter が盛んでないせいか、反響はありませんが……。
◇ Selective Mutism Association の Twitter 投稿 (新しいウィンドウで開く