元場面緘黙児・富氏の両親

2006年05月27日(土曜日)

もはや私に、場面緘黙症だった頃の面影はほとんどありません。

先日、ひきこもりデイケアに参加して、そう思いました。だって私、初めてお会いしたメンバーの方に、自分から声を掛け、会話をしていたのですから。むしろ、相手の方が緊張して無口になっていましたよ。

そういえば、こんなこともありました。新しく参加することになった心理カウンセラーの方が、何やら非常に緊張していらっしゃる様子だったので、私が積極的に話しかけたりして、あれこれと気を配ったのです。ええ。元場面緘黙児が、心理カウンセラーの緊張を解いていたわけです。

学校に通っていた頃の私なら、全く想像もできないことです。当時の私は、一生まともに人と話すことなどできないだろうと思い込んでいましたから。

こんな私・富氏(とみし)ですが、いったいどういう経緯で緘黙が治っていったのでしょうか。自分の過去の経験を振り返ってみましょう…ということを、以前、「自分でも、どうして緘黙が治ったのか分からない」 の中で予告しました。

今日はまず、私のお話をする前に、私を育てた両親について触れておきたいと思います。






緘黙本の翻訳をしたいと思う人募集!

2006年05月20日(土曜日)

※ 現在、諸事情で、翻訳作業を中断中です。
翻訳者の募集も中断いたします。

(07/09/2006)


※ 翻訳者の募集については、とりあえず定員の5名が集まりました。今後、2次募集を行うことがあるかもしれませんので、参加をご希望の方は今後の情報にご注意ください。詳しくは「こちら」

(06/01/2006)


緘黙本の翻訳をしたいと思う人募集!

当ブログでは、場面緘黙症の翻訳書を出版する計画を進めており、一緒に翻訳作業に協力していただける方を募集しています。

日本で出版されている場面緘黙症の専門書は、『場面緘黙児の心理と指導』(1994年)の1冊しかないのが現状です。しかし、英語圏では、ここ数年の間にも最新の研究成果を反映した本が何冊も出版されています。こうした本の翻訳があれば、緘黙症の当事者の方々にとって、どんなに役立つことでしょう。

中でも、場面緘黙児が話すことができるようにするための実践的な方法を説いた Helping Your Child With Selective Mutism 、この本を翻訳してみようと考えています。

出版者との交渉に成功するかどうか、印税が入るかどうかも分からない話です。こちらから印税以外の報酬をお支払いすることもありません。ですが、翻訳作業に協力したい!という方の参加を募ります。参加は早い者順です!詳しくは、続きをご覧ください。






場面緘黙症は社会不安障害?特定恐怖?それとも…(2・完)

2006年05月20日(土曜日)

場面緘黙症は社会不安障害?特定恐怖?それとも…(1)の続きです。

場面緘黙症は社会不安障害なのか、特定恐怖なのか、独立した障害なのか。私もよく分からないのですが、分からないなりに検討しています。

■ 場面緘黙症・社会不安障害説

場面緘黙症は社会不安障害ではないかとする研究報告が、多くなされています。そのうち、主なものをいくつかご紹介します。ただし、ご紹介した論文の詳細にまでは触れていません。本当は論文の詳細を読んで検討したいのですが、詳細を読むには会員登録が必要の上に有料と、私には敷居が高いので…。

★ Black, B., & Uhde, T. W. (1992). Elective mutism as a variant of social phobia. Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry. 31(6), 1090-1094.

「社会恐怖の変種としての場面緘黙症」。Google Scholar が示す被引用回数は56回。

場面緘黙症は社会不安障害の一つの症状である可能性を指摘したもののうち、初期のものです(違ったらごめん)。内容は、場面緘黙症と社会不安障害を合併した12歳の女子の事例報告です。