場面緘黙症のビデオを作りました

2007年06月30日(土曜日)

場面緘黙症ビデオ・SMJ制作

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場面緘黙症(選択性緘黙)

↑ 場面緘黙症の動画を個人で作りました。リンクをクリックすると、YouTube という動画サイトに移ります。

英語圏では、場面緘黙症の動画を個人で制作し、YouTube に公開している人が何人かいます。英語圏では日本のような緘黙ブログがないのに、動画投稿ならある…ネット文化の違いを感じます。

しかし、私が作ったものは、気づいてみたら個人制作動画というよりはむしろ、何かの団体が作った啓発動画のようになってしまいました。例えば自分の過去の写真を動画に使って、場面緘黙症人生を振り返るとか、そういうかたちにすればよかったようにも思います(スキャナがないので、写真を取り込めないのですが…)。

YouTube に公開されている動画は、ブログなどに埋め込むことができるようです。もしご希望の方がいらっしゃれば、ご自由にどうぞ。リンクもフリーです。埋め込みもリンクも、事前事後の許可連絡の類は不要です。

http://smjournal.com/video.html
↑ 埋め込みの例。

ここはこう変えたほうがいいんじゃないかとか、ご意見・ご感想も受け付けております。

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[修正]

11/24/2007
画像の問題でいったん削除した場面緘黙症の動画ですが、復活しました。ある方のご好意により、新たな画像を使うことができました。ありがとうございました。

動画はYahoo!ビデオキャストでも公開しています。
http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376151941566

11/14/2007
動画の公開を中止

06/30/2007 14:30
「緘黙の子を見かけたら」→「かんもくの子を見かけたら」
アドレスも変更されていますので、ご注意ください。

07/03/2007 13:40
字幕を見やすくするため、画像の明度を変えました。アドレスも変更されていますので、ご注意ください。画像の修正には、ははさんにご協力をいただきました。ははさん、ありがとうございました!

07/06/2007
Yahoo!ビデオキャストにも公開。
場面緘黙症(選択性緘黙)
Google Video にも公開。
場面緘黙症(選択性緘黙)

目次(2007年4-6月分)

2007年06月30日(土曜日)

2007年第2四半期(4-6月)分の目次です!

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6/30 場面緘黙症のビデオを作りました
6/23 日本初の緘黙研究?「口をきかない子供」(1951)・後編
6/17 場面緘黙症を取り上げた戦前の翻訳書
6/17 日本初の緘黙研究?「口をきかない子供」(1951)・前編
6/9 もう一人の緘黙研究者
6/8 緘黙検定が本に載る…?
6/2 [緘黙] エラい友達を作ってしまった!(3) [ストーリー]

5/26 緘黙検定
5/19 場面緘黙児が小学校中学年以上や十代のとき
5/12 負けたらあかん!-場面緘黙症の手記
5/5 [緘黙] エラい友達を作ってしまった!(2) [ストーリー]

4/28 子どもと共に「話すことの不安」に取り組む
4/21 緘黙症の団体「かんもくネット」誕生!
4/21 バージニア事件と場面緘黙症
4/15 『児童心理』という雑誌
4/14 扁桃体-引っ込み思案は生まれつき?
4/7 緘黙年表


日本初の緘黙研究?「口をきかない子供」(1951)・後編

2007年06月23日(土曜日)

「日本初の緘黙研究?『口をきかない子供』(1951)・前編」の続きです。

■ 緘黙児の数と原因の調査

高木氏は緘黙児の数と原因を調査し、「口をきかない子供」の中で発表しています。[1] もちろんこれも、国内初の調査です(私が調べた限り)。

◇ 調査結果

緘黙児の数は4,203人中41人。原因は、「劣等児」、「精神薄弱」、「親の過度の過保護」などが上位に挙げられています。

◇ 調査方法

調査方法についての詳しい説明は、紙幅の都合からか、省かれています。

この説明は、「口をきかない子」の9ヵ月後に発表された「小学校における精神衛生上の問題について」でなされています。調査の対象は、都会地、地方小都市、農村の代表3小学校。「まず教師にその受持児童のうちから教師の所見によって問題児を選んでもらい、それら一人ひとりの児童についてケーススタディ(事例研究)を行うというやり方によった」とあります。[2]

なお、当時はDSMの診断基準はありませんでした。先行研究も乏しかったでしょうから、高木氏ら独自の基準で緘黙の診断がなされたものと思われます。

◇ 緘黙の原因の調査はアバウト?

私が気になったのは、高木氏の緘黙の原因についての調査です。高木氏は緘黙児1人1人の原因を事例研究を通じて判断したようですが、私は、高木氏らは緘黙児の原因をわりとアバウトに判断していたのではないかと思うのです。

高木氏が紹介している緘黙児の事例の中には、実際に甘やかしの事実を確認していないにもかかわらず、「甘えた口調が認められる」「虚弱体質であった」といったことを根拠に、「親が甘やかして来たということは十分考えられることである」としているものがあります。

とはいえ、後の日本の研究者も、緘黙の原因としてだいたい高木氏と同じようなものを挙げており、[3] 高木氏の研究を追認したようなかたちになっています。