元緘黙少女が、今度はミス英国に

2013年09月30日(月曜日)

アイキャッチ画像。ピカデリーの町並み。写真素材サイトPAKUTASOより。
場面緘黙症経験者で、今年のミス・イングランドに輝いた Kirsty Heslewood(カースティー・ヘイズルウッド)さん。続いてミス・ワールドに出場し、127人の候補者の中でセミファイナルの10人(6位)にまで残りました。この結果を受け、Heslewood さんは Miss United Kingdom(ミス・英国、ミス・イギリス)のタイトルを獲得することになりました。ミス・イングランド美人コンテストの公式 Facebook などで発表されています。

英国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4か国に分かれていて(英国は連合国)、それぞれが独立してミスを選び、ミス・ワールドに出場しています。つまり、英国からはミス・ワールドに4人が出場しているわけです。この4人のうち、ミス・ワールドで最も順位が上だった候補者が、ミス・英国に選ばれることになっています。Heslewood さんは4人の中で唯一セミファイナルに進出し、ミス・英国のタイトルを獲得することになりました。

ミス・英国は例年ミス・インターナショナル世界大会に英国代表として翌年出場していることから、Heslewood さんは2014年のミス・インターナショナルに出場する可能性があります。出場した場合、Heslewood さんはミス・ワールドで上位進出したことから、このコンテストでも結果が期待されます。なお、ミス・インターナショナルは日本で行われることも多く、2012年は沖縄、2013年は東京での開催です。Heslewood さんが来日される可能性もあります。

なお、英国には Miss Great Britain(ミス・グレートブリテン)というタイトルもありますが、これは別物だそうです。

28日の記事で書き漏らしたことでした。なお、28日の記事は急いで書いたため拙速になってしまい、文章がいつも以上に変だったり、一部に誤りがあったりしました。加筆修正しています。

↓ その28日の記事です。

◇ 元緘黙少女、ミスワールドに出場。結果は?
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元緘黙少女、ミスワールドに出場。結果は?

2013年09月28日(土曜日)

アイキャッチ画像。花と女性。写真素材サイトモデルピースより、藤浦真菜さん。
場面緘黙症経験者で、今年のミス・イングランドに輝いた Kirsty Heslewood(カースティー・ヘイズルウッド)さんが、続いてミス・ワールドに出場しました。その結果、今日のミス・ワールド世界大会最終日でセミファイナリストの10人にまで選ばれたのですが、残念ながらあと一歩及びませんでした。ミス・ワールドは世界四大ミスコンテストの一つで、中でも最も歴史があります。

Heslewood さんは24歳。6歳頃まで場面緘黙症でしたが、克服し、2013年にミス・イングランドの座を射止めるとともに、ミス・ワールド世界大会にイングランド代表としての出場を決めました。Heslewood さんの緘黙経験は、英国ではメディアで何度も取り上げられています。日本でも、今年2月に、日本テレビ系番組「ザ!世界仰天ニュース」の中で取り上げられたそうで、心当たりのある方も多いだろうと思います。

↓ ミス・ワールドオフィシャルサイトへのリンクです。「Kirsty は子どもの頃、場面緘黙症だった(Kirsty suffered from selective mutism as a child)」云々と書かれてあります。
Heslewood さん紹介ページ
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ミス・ワールド機構は "Beauty with a Purpose"(目的のある美)というスローガンを掲げており、世界をより善くするための美を追求しています。このため、同機構は世界中で数々の慈善活動を行ってきました。Heslewood さんも慈善活動に取り組み、ミス・ワールドの Beauty with a Purpose 部門では9位に選ばれたのですが、この活動の中には実は緘黙児支援が含まれています。こういう次第で、Heslewood さんはミス・イングランドの在任中、英国の緘黙児支援団体 Smira(Selective Mutism Information & Research Association)をサポートされることになっています。Smira のメンバーやサポーターは、10月19日に開かれる Smira 21周年記念パーティーなどで、今後 Heslewood さんに会えるらしいです。

Heslewood さんには日本のかんもくネットがメッセージを送っていて、その内容が、ミス・イングランド美人コンテスト公式 Facebook に投稿もされました。

↓ その Facebook ページへのリンクです。
"A good luck message to Miss England Kirsty Heselwood from Kanmoku Net..."
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Heslewood さんは上述の通り Beauty with a Purpose 部門で9位に選ばれたほか、24日には、ミス・ワールドのトップ10モデルの一人に選ばれています。ミス・イングランドがトップ10モデルに選ばれたのは史上初だそうです。ミス・ワールド大会最終日にはセミファイナリストの10人にまで選ばれ(6位)、127の国や地域から参加した候補者の中ではかなりの上位に入りました。残念ながらファイナリストに残ることはできませんでしたが、大変立派だと思います。

[Heslewood さんに関する過去のブログ記事]

◇ 元緘黙児がミス・イングランドに!
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◇ 緘黙経験者がミス・イングランド候補に
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[追記]

先程ミス・ワールドが決まりました。フィリピンの Megan Young さんだそうです。また、拙速に記事を公開して文章に粗が目立ったため、多少の加筆修正を施しています。


素朴な疑問:緊張の発話への影響について

2013年09月25日(水曜日)

アイキャッチ画像。着物姿の女性。
■ 事例1:憧れの歌手と対面するも、緊張で話せない

私の演歌趣味は誰にも止められません。先日、ある若手女性演歌歌手の CD即売会に、念願かない初めて参加しました。即売会では私以外に並んだファンが誰もいなかったため(この歌手大丈夫だろうか……)、歌手と話す時間をたっぷり持つことができました。

ところが、憧れの歌手を目の前にした私は緊張のあまり頭が真っ白になってしまい、思うように話ができませんでした。一言二言の会話だけで必死で、挙動も不審気味になってしまいました。そして、このときの記憶は一部消えています。

ただ、緊張で汗をかかなかったのが救いでした。汗べっとりの手で、大好きな歌手と握手という事態は避けることができました。

■ 事例2:見知らぬご年配の方たちと対面、緊張で汗べったりも会話はできる

同じ頃、とある集まりに初めて参加しました。参加されたのは多くがご年配の方で、だいたいがお知り合い同士でした。そんな中へ、ご年配というには程遠い年齢で、しかも知り合いがほとんどいない私が出席することになりました(私は演歌好きですが、そんなに齢ではありません)。

これは緊張しました。緊張で全身から汗が出てきました。ですが、うまい具合に、ご年配の方たちとお話をすることができました。数十分ほど話を続けるうちに次第にリラックスしていき、汗も出なくなっていきました。

■ 事例3:学校では緊張して話ができなかった

私は子どもの頃、学校の門をくぐるととたんに緊張してしまい、ほとんど全く何も話すことができなくなってしまいました。蚊の鳴くような声で何か一言言うだけで限界でした。話せないだけでなく、動作や表情も鈍く、ただぼーっしているだけのような少年でした。とにかく一日中こうした様子でした。

ですが、緊張していたとはいえ、どこか精神的に安定しているようなところもありました。緊張のあまり学校では一日中頭が真っ白で記憶に残っていないとか、一日中汗をかき続けていたとか、そうしたこともありませんでした。

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いずれも緊張だろうと思うのですが、身体に現れたものは違います。発話への影響もそれぞれ違います。事例1と3は話せないという点では一見似ていますが、似て非なるものです。素朴な疑問ですが、いったいどういうことなのでしょうか。