緘黙の研究に、科学研究費補助金1,183万円

2016年04月27日(水曜日)

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緘黙の研究に、二度目の科研費採択


今年度から始まる、ある場面緘黙症の研究に、科学研究費補助金(科研費)1,183万円が交付されることが明らかになりました。

↓ 国立情報学研究所のサービス KAKEN へのリンクです。
◇ 選択性緘黙児童生徒の多様な状態像の解明と個に応じた支援方法の検討 (新しいウィンドウで開く

↓ マーキュリー2世さんという方の Twitter 投稿へのリンクです。Twitter に登録されてない方でもご覧になれます。
◇ https://twitter.com/uranus_2/status/724865454993477633 (新しいウィンドウで開く

緘黙を主題とした研究に科研費が交付されたのは二度目のことです。今回は、前回の315万円を大幅に上回る額です。

↓ 2010-2012年度に行なわれた研究。国立情報学研究所のサービス KAKEN へのリンクです。
◇ 選択性緘黙の内的世界の探究と治療教育的アプローチの開発 (新しいウィンドウで開く

科研費とは


科研費の事業は、文部科学省と、その外郭団体である独立行政法人日本学術振興会が行なっています。助成対象の研究は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたります。その規模は、平成27年度予算額で2,273億円にのぼります。応募件数は平成26年度で約10万4千件で、このうち約3万件が採択されています。

科研費の交付を受けるには、申請を行なった上で、審査に通らなければなりません。審査は、第1段の書面審査と第2段の合議審査からなります。今回の緘黙の研究も、審査に通ったということになります。

科研費には研究種目という区分があり、「特別推進研究」「基盤研究」「若手研究」「新学術領域研究」「挑戦的萌芽研究」等からなります。今回採択された緘黙の研究は「基盤研究(B)」です。基盤研究にはSからCまでの区分があり、研究期間や研究費総額によってどの区分に分類されるかが決まります。

それにしても、1,183万円とはたいそうな額です。それだけ研究の規模が大きいのでしょう。その内訳を見ると、直接経費910万円、間接経費273万円とあります。直接経費は研究に必要な経費として広く柔軟に使えるもので、研究に必要な物品の購入費、旅費、人件費・謝金及びその他(当該研究を遂行するために必要 な経費)に使用することができます。一方、間接経費とは、科研費の交付を受ける研究者が所属 する「研究機関」のための経費です。

参考にしたもの


◇ 文部科学省、日本学術振興会(2015)「科研費-科学研究費助成事業2015(平成27年)-」https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/24_pamph/data/pamph2015.pdf

◇ 文部科学省研究振興局、日本学術振興会(2015)「科研費ハンドブック(研究者用)-2015年度版-」https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/15_hand/data/h27/handbook_kenkyuusya.pdf

かんもくフォーラム2016が、8月に開催

2016年04月24日(日曜日)

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※ 上のイラストは、特定の落語家をイメージしたものではありません。

今年も開催


今年の夏も、「かんもくフォーラム」が開催されます。今年は、場面緘黙症と思われる症状を経験した落語家・桂あやめさんの特別講演も予定されています。定員は200人と、今年も大規模なイベントとなることが予想されます。

詳しくは、公式ホームページや Facebook ページをご覧ください。今年は新しい実行委員が主として準備を進めているそうです。

↓ 新しいホームページです。
◇ 「かんもくフォーラム2016」公式ホームページ
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↓ Facebook に登録していない方でもご覧になれます。
◇ 「かんもくフォーラム」Facebook ページ
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なお、イベントの参加は、皆様のご判断でお願いします。

今後のイベントまとめ


最近、緘黙に関するイベント等の情報が次々に入ってきます。そこで、その中でも大きめのイベントの情報を日付順にまとめ、整理してみました。





『校庭に東風吹いて』撮影終了、遠藤久美子さんは緘黙児の母役

2016年04月22日(金曜日)

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※ 上の写真は、フリー素材モデルの河村友歌さんです。映画とは関係ありません。

撮影終了


場面緘黙症の少女が主要人物の一人として登場するとみられる映画『校庭に東風吹いて』の撮影が、20日(水)終了しました。

撮影は4月1日に大阪府内で始まり、京都府南山城村の撮影で締めたようです。ネット上では、主演の沢口靖子さんの撮影場面の目撃情報が、大阪府内の小学校(跡?)や、交野市のスーパービッグサン、同市の天の川緑地公園などでありました。

その撮影風景が、今回の映画の制作に参加する「映画24区」代表の三谷一夫氏の Twitter などに掲載されています。

↓ Twitter に登録されていない方でもご覧になれます。
◇ 三谷氏の Twitterアカウント (新しいウィンドウで開く

ニュースになる


撮影の終了に伴い、記者会見や交流会が行なわれました。ニュースになっています。私が確認した限りでは、以下の通りです。

↓ Yahoo!Japanニュースなどへのリンク。◆の記事は、緘黙に少し言及あり。
◇ 京都新聞 4月20日(水) (新しいウィンドウで開く
◆ スポニチアネックス 4月21日(木) (新しいウィンドウで開く
◆ KBS京都 4月21日(木) (新しいウィンドウで開く
◆ 京都新聞 4月21日(木) (新しいウィンドウで開く

また、テレビ大阪の夕方のニュース番組でも、4月21日(木)、この映画が扱われたものとみられます。

↓ かんもくネット Facebookページへのリンクです。Facebook に登録されていない方でもご覧になれます。
◇ 【速報!!!】 (新しいウィンドウで開く

追加キャストが発表


それから、4月21(木)に、映画24区が追加キャストの発表を行いました。これまで明かされなかったキャストの詳細情報もあります。

↓ 映画24区ウェブサイトへのリンクです。
◇ 映画『校庭に東風吹いて』クランクアップ!追加キャスト発表!個性豊かなキャスト陣揃う (新しいウィンドウで開く

これによると、緘黙児の役は、やはり岩崎未来さんでした。また、遠藤久美子さんが緘黙児の母親役であることが明らかになっています。星由里子さんは、『科捜研の女』など、沢口さんの母親役を演じることが多いそうです。

また、村田雄浩さん、柊子さんなどのお名前も新たに発表されています。ひし美ゆり子さんは、往年の特撮ドラマ『ウルトラセブン』で人気を博したアンヌ隊員を演じられた方です。養護教諭役の祷キララさんは、調べたところ2000年生まれだそうで、ちょっと驚きました。

公開は秋頃とも、8月とも


映画24区のサイトには「公開は秋頃を予定」とありますが、先ほどの『スポニチアネックス』の記事には「8月公開予定」とあります。

『スポニチアネックス』の記事にはまた、「京都映画センターほか配給ネットワークを生かし、映画館のほか学校や公民館、ホールなど全国1000館での上映、動員50万人を目指す」と書かれてあります。この映画の影響力は大きそうなので、果たしてどのような作品が出来上がるのか、皆様におすすめできるような作品になるのかどうか、期待と不安がない交ぜになった心境です。

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校庭に東風吹いて
校庭に東風吹いて
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柴垣文子
新日本出版社