「希望は決して捨てないこと」BBCの番組で緘黙(動画あり)

2016年03月11日(金曜日)

アイキャッチ画像。
英国 BBC Two のテレビ番組で、現地時間3月10日、場面緘黙症が取り上げられました。

放送された番組は、ジャーナリストの Victoria Derbyshire(ビクトリア・ダービーシャー)さんが担当する番組です。9時15分から11時0分まで放送される番組ですが、その中で、9時35分から10時5分?までが緘黙を主題とした内容だったようです。

↓ 当日の放送内容と時間帯について。Twitter へのリンクですが、Twitter に登録されていない方でもご覧になれます。
※ ビクトリア・ダービーシャーさんの Twitter投稿 (新しいウィンドウで開く

放送内容全体は BBCのウェブサイトで公開されていますが、私が確認したところ、日本では視聴ができません。

ですが、緘黙に関する内容の一部であれば、日本でも視聴ができます。

↓ このページで動画を視聴できます。BBC ホームページへのリンク。閲覧環境にもよりますが、自動的に動画が再生するかもしれません。
※ How one little boy won the battle to find his voice and beat his phobia of talking (新しいウィンドウで開く

動画には、緘黙を克服した少年(日本で言うと小学校低学年ぐらいの年齢)と、その母親が登場します。母親と祖母も、子どもの頃は緘黙だったそうです。

母親は緘黙の息子に、「いつか、あなた自身のタイミングで話せるようになる。心配ない。母さんも今は話せる」ということを言い続け、子どももそれを信じて自信を持ったという、緘黙を経験した親子ならではのお話があります。緘黙児には自信を持たせようと言われることがありますが、自分自身への自信だけでなく、克服への自信を持たせることも大事なのかもしれないと考えさせられました。

ただ、これはおそらく親子に信頼関係があり、子どもがまだ小さかったからこの母親の言い聞かせがうまくいったのかもしれないとも思います。親子に信頼関係がなかったり、緘黙が長年にわたって持続したり、批判的に物事を考えられる年頃になったりすると、同じことを言われても、場合によっては「僕と母さんは違う」と不信感を募らせたり、かえって孤独感を深めたりしたかもしれないと思います。

この母親は、緘黙の子を持つ親へのアドバイスを問われ、「トンネルの出口の光は本当に見えにくいけれども、希望は決して捨てないこと」と答えています。比較的早い年齢で緘黙を克服できた子を持つ母親がこうしたアドバイスをするということは、思春期以降も緘黙が続く子を持つ母親は、もっと大変な思いをされているのではないかと想像します。

なお、BBC Two とは、『リーダーズ・プラス』という少し古い辞書によると、「英国 BBCのテレビチャンネルの一つ;BBC1(原文ママ)より専門家した番組で構成され、ドキュメンタリー・コンサート・外国映画などが目立つ」とあります。