幼少時に場面緘黙症と言われた方が、参院選出馬へ

2016年06月05日(日曜日)

アイキャッチ画像。
幼少時に場面緘黙症と言われた女性が、今夏の参議院選挙に出馬されます。

出馬されるのは、道用えつ子さんという方です。民進党、共産党、社民党、生活の党の推薦を受け、富山選挙区から立候補されます(無所属・新)。

↓ 民進党ホームページ内、道用さんのページ。「実はこんな一面も」というコーナーで、緘黙について少しだけ書かれてあります。
◇ 道用えつこ (新しいウィンドウで開く

↓ 道用さんの公式ホームページ。「普通の主婦」であるとアピールされています。
◇ 道用悦子(公式HP) (新しいウィンドウで開く

公約には緘黙支援を掲げているわけではないようで、野党統一候補らしい主張をされています。

道用さんは、1965年(昭和40年)生まれです。幼少時に緘黙と言われたとのことですが、とするとそれはざっと、1970年前後(昭和40年代半ば前後)あたりでしょうか。

その頃には既に日本でも緘黙の症例報告はありましたし、研究は行なわれていました。1978年(昭和53年)には、現在ロングセラーとなっている山中康裕『少年期の心』(中公新書)が刊行され、同書の中で緘黙が取り上げられました。とはいえ、今よりも緘黙の認知度がずっと低いと思われる時代に、緘黙と言われたとは驚きです。緘黙を知る方が、当時にもいらしたのでしょう。

[追記(2016年6月13日)]

1967年(昭和42年)には、中央児童福祉審議会の意見具申で、情緒障害児短期治療施設の対象児に緘黙児が含まれていたそうです。


富山県といえば、「場面緘黙を考える会 富山」という会があったり、『北日本新聞』やNHK富山放送局の報道番組で緘黙が取り上げられたりと、緘黙については進んだ県という印象を持っています。

なお、私は無党派層です。特定の候補や政党を、特に支持しているわけではありません。

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