通級、支援級での「個別カルテ」義務化提言について

2016年06月10日(金曜日)

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緘黙は通級、支援級で教育を受けられる


場面緘黙症は特別支援教育の対象で、必要に応じて「通級による指導」や「特別支援学級」で教育を受けられることになっています。実際、通級指導教室や特別支援学級で教育を受けている緘黙の児童生徒は多数いるようです。

↓ 場面緘黙症Journal「続・基礎知識」。
◇ 緘黙は特別支援教育の対象。根拠は? (新しいウィンドウで開く

↓ 場面緘黙症Journal「用語集」。
◇ 通級による指導 (新しいウィンドウで開く

↓ 場面緘黙症Journal「用語集」。
◇ 特別支援学級 (新しいウィンドウで開く

その通級、支援級で「個別カルテ(仮)」義務化が提言された


この通級指導教室や特別支援学級で、「個別カルテ(仮)」の作成を学校に義務付けるという、政府の教育再生実行会議の提言が話題になっています。下記記事によると、個別カルテは、従来の「個別の指導計画」や「個別の教育支援計画」と同じ趣旨のものだそうです。

↓ 「LITALICO(りたりこ)発達ナビ」へのリンク。
◇ 「障害のある子の『個別カルテ』ってどういうこと?文科省に聞いてみた」 (新しいウィンドウで開く

なお、「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」とはこのことです。文部科学省のホームページより。

「個別の指導計画」… 指導を行うためのきめ細かい計画
 幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズに対応して、指導目標や指導内容・方法を盛り込んだ指導計画。例えば、単元や学期、学年等ごとに作成され、それに基づいた指導が行われる。

「個別の教育支援計画」… 他機関との連携を図るための長期的な視点に立った計画
 一人一人の障害のある子どもについて、乳幼児期から学校卒業後までの一貫した長期的な計画を学校が中心となって作成。作成に当たっては関係機関との連携が必要。また保護者の参画や意見等を聴くことなどが求められる。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/032/siryo/06090604/003.htm

これまでは、「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」は特別支援学校(特別支援学級ではない)で作成が義務付けられていました。通級指導教室や特別支援学級でも作成が行なわれていなかったわけではありませんが、義務ではありませんでした。

「個別カルテ」義務化されれば、進級進学に関わらず、一貫した支援を受けられるようになるのか


通級指導教室や特別支援学級で義務化されれば、こうした特別支援教育を受ける緘黙の児童生徒は、進級や進学をしても個別カルテが引き継がれ、一貫した支援を受けることができるようになるのでしょうか。

このあたりについてはまだ詳しいことは決まっていないようですし、私もまだまだ勉強中の身で、よく分かりません。

そういえば、改正発達障害者支援法が成立した


「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」といえば、5月25日に改正発達障害者支援法が成立しました。これにより、学校は発達障害児の「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」を作成されることが求められるようになります。この法律と個別カルテとの関連は今のところ私には分かりません。分からないことだらけで、すみません。

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