発達の問題を併せ持った緘黙経験者、パラリンピック出場

2016年10月04日(火曜日)


リオ・パラリンピックに出場した山本萌恵子さん(日本知的障がい者陸連)は、小学2年生の時に場面緘黙症を発症、その後に自閉症と診断され、表情を変えることも次第に難しくなったと、岡崎市の広報紙に書かれてありました。

↓ その広報誌の内容。市区町村の広報紙をまとめた「マイ広報誌」へのリンク。
◇ STYLE きらり輝く岡崎人 山本 萌恵子さん (新しいウィンドウで開く

山本さんについては、次の中日新聞の記事にも詳しく書かれてあります。ここでは「緘黙」の文字は見えませんが、話せなくなったこと、自閉症の診断を受けたこと、走ることなどについて書かれてあります。

↓ 中日新聞CHUNICHI Webへのリンクです。
◇ 走って開いた社会の扉 療育で陸上開始・山本萌選手 (新しいウィンドウで開く

特定場面で話せない状態と発達の問題を併せ持つ場合があります。診断基準としてよく用いられる DSM-5 では、そうした場合、「選択性緘黙」とは別の診断になるそうです。ただ、それとは別に、両者を併せ持つ場合に「場面緘黙(症)」があるというような言い方がなされることがないではありません。

どちらにしろ、学校で話せなくなったり、表情を変えることが難しくなったり、親御さんが支援されたりといった話は、私がメインに扱っている不安を背景とする緘黙とも通じるところがあります。

リオ・パラリンピックでは、山本さんは陸上女子1500mの知的障害があるクラスで、日本代表としては蒔田沙弥香選手とともに決勝に進みました。結果は7人中7位でしたが、なにしろ若い方です。東京パラリンピックでも活躍されることだろうと思います。

↓ YouTube の NHK のチャンネルへのリンクです。決勝の、山本選手、蒔田選手の映像。
◇ 【NHKリオ】日本の2選手 それぞれのベスト 陸上女子1500mT20(知的)  (新しいウィンドウで開く