「英国の緘黙支援のバイブル」第2版出版、全581ページ!

2016年11月17日(木曜日)


イギリスの緘黙支援マニュアル The Selective Mutism Resource Manual の第2版が、ついに出版されました。

この本の初版は、イギリスでは緘黙支援のバイブルとも呼ばれていたそうです(イギリス在住MIKUさん談)。初版の出版は2001年、その本が十数年ぶりに改訂されるというので期待していたのですが、これまで出版延期が続いていました。それが先月末でしょうか、ついに出版されました。

私の手元にもちょうど届いたところです。7,000円近くする高額な本ですが、この本を買うことができたのも、皆さんが場面緘黙症Journal を通じて商品を買ってくださったおかげです。ありがとうございます。

この本をじっくり読むと時間がかかりそうなので(後述)、今回は速報として、全体をざっと眺めた印象を書きたいと思います。

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著者は言語聴覚士の Maggie Johson 氏と Alison Wintgens 氏、出版社は Speechmark Publishing で、これは初版と変わりません。大きなサイズのリング製本で、これも初版と変わりません。

全体的な構成も初版とあまり変わりありません。第1部が緘黙の概説、第2部がアセスメント、第3部が具体的な支援法、第4部が追加的な情報、第5部は付録などといった基本的な構成は、ほぼ同じです。ただ、第5部は本を買った読者のみがオンラインを通じてアクセスできるコンテンツになりました。出版社ウェブサイトの登録ユーザーになり、本に記されている ACTIVATION CODE を入力すると PDF ファイルにアクセスできる仕組みです。

このように、全体的な構成だけを見ると初版と大差なさそうに思えるのですが、詳しく中身を見ると、重複する部分も多いものの、書き換えがかなりなされていることに気付かされます。もっとも、単に同じことを書き方を変えただけの部分が多いのか、それとも内容そのものが変わっている部分が多いのか、そのあたりはもう少し詳しく読んでみないと分かりません。すみません。

あと、ページ数が倍増しています。初版は全300ページでしたが、第2版は全581ページに上ります(本体337ページ+オンラインコンテンツPDF244ページ)。特に、付録などからなる第5部のページ数が大きく増えています。初版では64ページあったものが、244ページにまで増えています。

このように分量が多いので、熟読して全て読み終えるのには、私には時間がかかりそうです(ただでさえ英文で読み進めにくそうなのに……)。ちゃんとした感想をこのブログで書ける日は、いつ来るか分かりません。とりあえず、今回は速報ということでお知らせいたします。

The Selective Mutism Resource Manual
Maggie Johnson Alison Wintgens
Speechmark Publishing Ltd