英大衆紙が大人の緘黙や後遺症に触れる、ケイティーさん続報

2017年02月16日(木曜日)

アイキャッチ画像。

The Sun に、緘黙を主題とした記事


イギリスで最も発行部数が多いという日刊大衆紙 The Sun が16日、場面緘黙症を主題とする記事を掲載しました(電子版で確認)。

↓ The Sun ウェブサイトへのリンクです。
◇ What is selective mutism, what are the symptoms of the childhood anxiety disorder and can adults suffer from it too? (新しいウィンドウで開く

内容は、緘黙を一般の方向けに簡単に解説したものです。

この記事ですが、私としては、大人の緘黙や、いわゆる後遺症についても触れている点に注目しています。特に、低い自尊心(low self-esteem)や孤立(isolation)といった、話せないことや精神障害以外での影響を指摘している点を評価したいです。

The Sun というと、ヌードが掲載されるなど、高級紙(The Times など)に比べるとメディアとしてはどうかというイメージもあるのですが、今回の緘黙の記事については比較的しっかりしています。

The Sun は大衆紙とあって、ケイティー・ラフさん(7歳の緘黙児)殺害事件を、特に力を入れて伝えてきた新聞の一つです。事件を伝えた記事の中には、ケイティーさんが緘黙だったことに触れたものもありました。ですが、今回の緘黙を主題とした記事では、ケイティーさんの事件については何も触れていません。事件とは別枠での報道ということでしょう。


緘黙児殺害事件の続報


ケイティーさんの事件といえば、ちょうど今日の16日、殺人と凶器保有の容疑で逮捕された被告人の2度目の予備審問(かな?イギリスの司法制度知らないので、間違っていたらごめんなさい)がありました。この被告人は15歳の少女で、その年齢から、顔も名前も公表されていません。

※ Yahoo!Japan で「ケイティーラフ」と検索すると、検索候補に「ケイティーラフ 犯人 顔」と出てきますが、このような事情で容疑者の顔は公表されていません。

容疑がかけられた少女は、最初の予備尋問でも今回の予備尋問でも、何も話しませんでした。ただ、書面では容疑を否認したそうです。イギリスの多数のメディアが報じています。

↓ 英高級紙 The Independent ウェブサイトへのリンクです。
◇ Katie Rough: Teenage girl denies murdering seven-year-old (新しいウィンドウで開く

↓ BBC News へのリンクです。
◇ Katie Rough death: Girl, 15, pleads 'not guilty' to murder (新しいウィンドウで開く

ケイティーさんがなぜこのような被害に遭ったのか、まだ分かっていません。被害に遭ったのがたまたま緘黙児だっただけなのかもしれません。ですが、例えば、大人しそうだから狙われたとか、助けの声を上げられなかったなど、緘黙だったことが被害につながった可能性も現時点では捨てきれません。

今後、どのような真実が明らかになるのか、注視したいと思います。