場面緘黙症を『TIME』が取り上げた!

2006年02月20日(月曜日)

話は変わりますが、先月あの TIME 誌に、場面緘黙症を正面から取り上げる記事が掲載されました。

TIME といえば、ご存知、アメリカを中心に全世界で広く読まれている、非常に権威のあるニュース週刊誌です。日本においても、情報通や英語勉強家がこぞって読んでいます。

翻って、わが国では、大手メディアが場面緘黙症を取り上げたという話を聞いたことがありません。この差はいったい何なのでしょうか?

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TIME の電子版によりますと、掲載日は2006年1月29日(日)。タイトルは Why Abby Won't Talk (なぜ Abby は話そうとしないのか)。記事を執筆したのは、フィラデルフィア支局(?)の Wendy Cole 氏です。

内容は、場面緘黙症に関する教科書的な説明といったところでしょうか。何かすごく変わったことが書いてあるとか、そういうことはありません。ただ、個人的には、読んでいて「えっ、そうだったのか!」という新たな発見がありました。情報の少ない場面緘黙症ですから、読む人によってはこういうこともあるでしょう。

現在、記事を TIME のウェブサイトで読もうとすると、内容の一部しか読むことができません。全ての内容を読むには、会員登録(有料)が必要のようです。しかし、アメリカにある場面緘黙症のNPO団体 "SMG~CAN (Selective Mutism and Childhood Anxiety Disorders)" のウェブサイトに行くと、どういうわけか無料で記事の全ての内容を読むことができるようになっています。こんなことしていいのか、SMG~CAN。

※ 2006年12月8日現在、Time ウェブサイトでも無料で読むことができるようになっています。

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TIME は権威のある雑誌ですし、読者数も大変多いですから、今回のことはインパクトが大きいです。特にアメリカ国内においては、緘黙症知名度の向上に影響があったことでしょう。

実はアメリカでは、過去にも The New York Times やCNN、ABCなどの大手メディアが場面緘黙症を紹介しています。こうなると、遠くない将来に Newsweek あたりが緘黙を記事にしても不思議ではありません。

それにしても、アメリカでは TIME までもが場面緘黙症を取り上げているというのに、日本のマスコミがほとんど取り上げようとしないのはどうしたことでしょう。

もしかすると、 SMG~CAN の会長(?)Teresa Cardulla 氏が、以前ジャーナリストだったので、そのときの人脈が生きているのでしょうか。いや、それはないとしても、こうしたSMG~CANのような団体の存在というのは大きそうです。


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