[緘黙] エラい友達を作ってしまった!(2) [ストーリー]

2007年05月05日(土曜日)

連続ブログ小説・私の緘黙ストーリーです(お久しぶりです!)。

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新しくできた友達K君とS君とは仲良く遊びました。

特にK君には色々と親切にもしてもらいました。もしかすると、私があまりに引っ込み思案な子どもだったので、何か世話を焼かずにはいられなかったのかもしれません。

また、大学教授の息子であるK君との付き合いは、「自分もK君のようにアカデミックでインテリな人間にならないといけない」というプレッシャー(?)を生み、私の人格形成に大きな影響を与えました。

■ K君たちと遊んだ思い出

◇ 場面緘黙症(?)なのに笑ってしまった事件

小学校5~6年当時の私は、人前で笑うことができませんでした。しかし、たった一度だけ笑ったことがあります。

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ある日、K君の蔵書を紹介してもらったときのことです。そのときに紹介してもらった本は、なんとアメリカ製のギャグマンガでした(アカデミックでインテリなK君らしくない!)。

すすめられて読んでみたら、あまりにおかしくて、笑ってしまいました。英語が分からないのに、笑いが止まりませんでした。

これは、自分でもびっくりでした。いままで外では笑うことができなかったのに。

しかし、それ以上に恥ずかしかったです。自分が笑ったところをK君に見られたことが、恥ずかしくて仕方がありませんでした。このため、このとき笑ったことは、私にとっては嫌な思い出として残っています。

◇ 怪我事件

ある日のことです。私とK君とS君、あともう一人K君の友達と4人で、K君の家の前で遊んでいました。たしか鬼ごっこか何かだと思います。

すると、K君の友達が大きな怪我をしてしまいました。その子の怪我を最初に目撃したのは、私でした。私は一刻も早くK君とS君にこのことを知らせなければなりませんでした。

しかし、私は場面緘黙症だったので口をきくことができず、当時の超優柔不断な性格もあいまって、K君とS君に知らせるのが遅れてしまいました。

これは今でも悪いことをしたと後悔しています。

◇ いつ帰るか事件

緘黙と関係あるのかどうか分かりませんが、当時の私は異常なほどに優柔不断な性格でした。おかげで、K君たちと遊んでいるときに夕方になると大変でした。

もう帰るか?それとも、もう少し遊ぶか?こんな単純なことが決められなかったのです。

K君に「もう帰る?」と聞かれたとき、5分も10分も考え込んでしまうのが、いつもの私の光景でした。当時からK君に迷惑なことをしているなあと思っていたのですが、私としても長時間考え込まないと決められず、苦しいところでした。

もっとも、今では、あんな単純なことを決めるのにどうして深く考え込んでしまったのだろうかと不思議でなりません。

緘黙と優柔不断な性格って、関係あるんでしょうかね?極端に慎重な性格が、優柔不断にさせたのでしょうか。それとも、自分に自信がなかったから優柔不断だったのでしょうか。超優柔不断な緘黙児なんて、聞いたことがないのですが…。

(つづく)

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◇ エラい友達を作ってしまった!(3)