[緘黙] 学級文集 [ストーリー]

2007年08月15日(水曜日)

連続ブログ小説・私の緘黙ストーリーです。

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小学5年も終わるということで、記念に学級文集を作ることになりました。

■ 「大人しい富条君」

学級文集は小学4年の3学期にも作りました。あいにく内容は覚えていないのですが、表紙だけは今でもよく覚えています。担任のM先生が児童全員の似顔絵を書いて、その横に、その子のキャラクターについてコメントをしたものでした。

私についても似顔絵とコメントがあったのですが、そのコメントは「大人しい富条君」とそっけないものでした。「お前は、大人しいぐらいしか個性がないのか」と母から茶化されたものです。

■ とても緊張している子の絵

今回、小学5年のクラスの学級文集は、Mさんというクラスの女子が表紙デザインを担当しました。Mさんといえば、以前少しお話したことがあるのですが、私の友達・K君の近所に住んでいた女の子です。

Mさんが描いた表紙は漫画チックなものでした。クラスで作文を発表する場面を描いたもので、クラスメイトと思われる人物5~6名ぐらいの人物画がありました。

この絵に、富条君がのってる。

こんな噂が流れていました。
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この表紙に出ている5~6人の子どものうち、作文の発表の前に「ドキドキ」と、やたらと緊張している大人しそうな子の絵が目を引きました。ははあ、さてはこの絵だなあと私は思いました。

Mさんが噂通り、本当に私の絵を描いたのかどうかは定かではありません(あの絵、私に似てはいるんですが…)。しかし、もし本当にあれが私の絵だったとしたら、あんなところに私の絵がのるなどとは、昔からクラスで目立たなかった私もずいぶんとメジャーな存在になったものだなあなどと考えてしまいました。

私はクラスでは真面目で頭がいいと一目置かれていたので(誤解)、そのためかな、と当時は考えていました。ですが、Mさんが私の絵を描いたのには、別の理由も考えられました(後述)。

■ 私が書いた作文、幼稚すぎる!

学級文集に載った私の作文を見て、落ち込んでしまいました。他の子が書いたものと比べて、その内容があまりに幼稚だったからです。

幼稚園に入った当初から、自分は同年代の他の子と比べて明らかに精神的に幼いと感じていたのですが、これは小学校高学年でも変わりがありませんでした。テストの点数はそれほど悪くはなかったのですが、広い意味で頭が悪い。IQは、きっと100を割っていたでしょう。

今回は作文の内容が幼いということでしたが、それ以上に私が強く感じていたのは、社会性の未熟さです。中学、高校、大学と進んでも、この未熟さを強く感じ続けることになります。

■ 小学6年は…

こうして、小学5年の私の学校生活も幕を閉じました。

小学6年の学級は小学5年の持ち上がりで、担任、クラスメイトともに同じメンバーでした。

担任のY先生はこれまでになく私に理解のある先生でしたし、私にとっては、いじめのない初めてのクラスでした。持ち上がりは私にとって嬉しいことでした。

(つづく)

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