[緘黙] 富重のことが好きな女の子? [ストーリー]
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おなじみ、私の緘黙ストーリーです。
○ 前回の話⇒「こちら」。
○ 緘黙ストーリーの目次⇒「こちら」。
○ 緘黙ストーリーのあらすじ⇒「こちら」。
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小学6年にもなると、私の身体にいろいろと変化が出てきました。身長がすごい勢いで伸び、声変わりが始まり、さらには何故か頭に白髪まで生えてきました。ただ、外見は変わっても場面緘黙は相変わらずでした。
学校では、女子との関係に新しい動きが出てきました。
Mさんが、富重君のことを好きらしい。
こんな噂が流れていました。(!)
■ Mさんという人
Mさんというのは、私の友達・K君の近所に住んでいたクラスの女の子です。前回のお話では彼女が学級文集の表紙のデザインをしたのですが、そこには私と思われる絵が描かれていたのでした。
言われてみれば、Mさんの私に対する言動にはちょっとおかしなところがあるように思えてきました。
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◇ 図工の水入れ事件
最初にMさんが変だなあと思ったのは、図工の時間のことでした。絵を描く授業のときに、はるか遠く離れた席にいたMさんが、わざわざ私のところにやってきて、「富重君、水貸して♪」と言って、一方的に私の水入れに筆を入れて立ち去って行ったのでした。
Mさんと私は特に親しくないのに、どうしてわざわざ遠い私の席まで水を借りに来たのだろうかと不思議に感じました。しかも、一方的に。トサカにきました。
◇ 富重のみっともない姿を見て大笑いした事件
ある日、Mさんたちクラスメイト何人かが私の家の前にやってきて、「富重くーん」と私を呼びました。たしか学校行事か何かで、みんなと集まって何かをするところだったのでした。
しかし、折り悪く、そのとき私は家の中で家族と格闘(?)していました。その関係で、私は玄関から強引にたたき出されるような形で外に出てしまいました。
クラスメイトの前で、みっともないところを見られてしまったのですが、Mさんだけが、そんな私を見て、なぜかものすごく嬉しそうに笑っていたのでした。まあ失礼なお方。キレそうになりました。
◇ とはいえ
他にも色々なことがあったのですが、Mさんから直接の告白があったわけではなかったので、Mさんの本当の思いは私には分かりませんでした。単に男子に誤解されやすい人なのかもとも思いました。ですが、「Mさんが、僕のことを好きなのかもしれない」と心の中でムフフと思っていたのは事実です。
Mさんの本当の思いを知るのは、もっとずっと後です。今後の展開にご期待ください?
■ Yさんという人
あ、富重君だ、カワイイ♪
廊下で私を見かけると、いつもこんな妙なことを言う女の子がいました。しかし、私の知らない子でした。調べたところ、彼女はどうも隣の隣のクラスの児童らしく、名札によると、Yさんというお名前。私のクラスで、こんな妙なことを言われていた男子は、私だけのようでした。
変だなあと思いつつも、とりあえず女子に好感を持たれているらしいと受け止めた私は、心の中ではムフフでした。それにしても、他のクラスにまで私のことを知る人がいるなんて、大人しくて目立たない私も、意外に有名なのかなと思ったものです。
彼女が、私のことを「カワイイ」と形容した最初の同世代の女の人でした。後に、このようなことを言う女子がたくさん現れるのですが、最初はムフフだった私も、高校ぐらいになって「カワイイ」と言われると、なんだか馬鹿にされているように感じて、ムカツクようになりました。
それにしても、なぜ私だけあんなに女子に「カワイイ」呼ばわりされたのかは、今でも分かりません。極端にシャイだったことが関係しているのではないかと私は見てるのですが、はっきりしたことは分かりません。
■ 考察
私は特に場面緘黙症になってから、学校ではとても鈍く、女子にもてないどころか、嫌われるタイプだろうと思っていました。しかし、もしかするとそうではないかもしれないと、この頃思うようになりだしました。
私は自分にとても自信がなく、生きている価値もないのではないかと思い悩む毎日だったのですが、このときの女子とのことは、ちょっとしたショックでした。私と一緒にいて、楽しいと感じる人がいるらしいのです。
先生や、友達K君のお母さんに何度褒められても自分に自信はなかなかつかなかったのですが、同世代の女子に好かれている(かもしれない)と思うと、妙に自信がついたのでした。先生、K君のお母さん、スミマセン…。
(つづく)
要するに、自信についての話をしたかったのでした。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。人気blogランキング参加中です。応援クリックよろしくお願いします。
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◇ 母子家庭の緘黙症児
- [2007/09/12 13:04]
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