重松清『青い鳥』、場面緘黙症の認知度

2007年10月27日(土曜日)

青い鳥最近、日本のブログ、それも場面緘黙症とは全く関係ないブログで、場面緘黙症のことが触れられる回数が少し増えてきました。

それというのも、最近発売された重松清氏の『青い鳥』という本に、場面緘黙症の子を主人公とした短編が収録されているためです(当サイトの書籍コーナーでもご紹介しています)。本を読んだ方がブログで感想を書いている、というわけです。

おそらく『青い鳥』を手に取られた方の多くは、場面緘黙症をご存じないでしょう。この本は、場面緘黙症の認知度に影響を与えていると思います。

よく場面緘黙症の認知度を上げたいという話を聞きますが、認知度を上げるなら、当たり前のことですが、いかに場面緘黙症を知らない人にアピールするかが大事です。

例えば、場面緘黙症Journalのようなサイトで何を言っても、こうしたサイトをご覧になる方は最初から場面緘黙症のことをご存知の方ばかりなので、認知度向上にはつながりにくいです。

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ところで、場面緘黙症の認知度を上げるのは、そうそう簡単な話ではないのではないかと常々思っています。

英米では大手メディアが場面緘黙症を取り上げていますが、英米のウェブサイトを見る限り、これらの国々でも場面緘黙症の認知度は依然低いのではないかと感じます(例の事件で、アメリカではいくぶん認知度は上がったかもしれませんが)。そうでなかったら、認知度向上のためのリストバンドやブレスレットなど作られたりしないでしょう。

日本でも、岩手大学の山本実氏(故人)が読売新聞から2度にわたってインタビューを受けたり、NHKの番組に出演したりしましたが、認知度の低さは皆様ご存知の通りです。もっとも、山本氏がメディアに登場したのは20年近く前なので、無理のないことなのかもしれませんが。

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