緘黙・新春インタビュー2008

2008年01月01日(火曜日)

お多福皆様、明けましておめでとうございます。鼠田鼠子と申します。今回は、「緘黙・新春インタビュー2008」と題しまして、場面緘黙症Journal の富条さんにいろいろお話を伺ってまいりたいと思います。富条さん、よろしくお願いします。

若侍インタビュー受けるほど偉い人間ではありませんが、よろしくお願いします。ところで、鼠田さん、あなた昨年は「猪田猪子」さんというお名前だったのでは?(「緘黙ストーリー・新春インタビュー」参照)

お多福今年は子年(鼠年)なので改名したんですよ。来年は「牛田牛子」の予定です。


■ 緘黙ストーリー

お多福さて、まずは緘黙ストーリーからお話を伺いたいと思います。緘黙ストーリーは相変わらず好評のようですね。

若侍そうなんですが、書き手には少し悩みもあって…最近、緘黙ストーリーで自分の学校生活を正確に伝えるのが難しいと感じています。

お多福どういうことでしょうか?


若侍なにしろ「緘黙ストーリー」ですから、自分の学校生活を、どうしても緘黙と絡めて書かなければならないのです。しかし、これでは正確な学校生活を伝えることはできません。

お多福なるほど、富条さんの学校生活は、緘黙が全てではなかったということですね。


若侍そうです。あと、楽しい思い出とか、いい思い出とか、そういうことは書きにくいです。かつての緘黙の経験談は多くの方が書いていらっしゃいますが、たいていが辛い思いをしたとか、そういうものです。ですから、緘黙の経験談を書くとしたら、楽しい経験を書くのは自粛して、辛い経験を書かないといけないという、「空気」のようなものを感じるのです。

■ 緘黙ストーリー・中学編は

お多福今年からは中学生編が始まります。どのような内容になるのでしょうか?


若侍相変わらず学校で黙り込んでいる中学生の話です。中1時代は、友達のK君、S君も同じクラスでしたし、小学校の延長のようなところがありました。ただ、中学校に入ると、勉強の負担が重くなります。このため、緘黙を治そうとか、そういうことの優先度は少し低くなってしまいます。

お多福中学校となると、恋の話は出てくるのでしょうか?ずいぶん昔のブログ記事に、中1のとき吹奏楽部のKさんという女の子が好きで、肩を触ってラッキーだったとか何とか書いてありましたが?でもやっぱり緘黙となると、女の子に縁のない学校生活を送っていたのでしょうか?

若侍Kさんなんて、そんな昔に書いたことを掘り返さないで下さいよ(笑)。ですが、緘黙やその後遺症が思春期以降まで長引いた人にとって、恋愛というのは案外重要なテーマかもしれません。あまり声に出して言う人はいませんが、緘黙が障害になって恋愛ができず、深く悩んでいるという人は案外多いかもしれないと思うのです。

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■ 日本の場面緘黙症情報を海外へ

お多福英語ブログでも、緘黙ストーリーを連載しています。海外サイトからリンクをいただいたり、好評のようですね。

若侍いや…それが…どうもそれは少し違うのではないかと最近感じているのです。英語ブログでは、私の緘黙ストーリーだけでなく、日本の場面緘黙症事情なども書いているのですが、もしかしたら後者の方が関心が高いのではないかと感じています。

お多福私も海外の場面緘黙症関連サイトを回ったり、英語論文を読んだりすることがあるのですが、欧米では、日本の場面緘黙症事情はほとんど話題になっていないことが気になっています。

若侍私は場面緘黙症の動画を作って YouTube に投稿しましたが、そのときタグに "selective mutism"(英語で場面緘黙症のこと)と入れたんです。英語圏で緘黙情報を探していらっしゃる方に、日本の動画を発見していただこうという狙いです。YouTube は英語圏の方もご覧になっていますからね。実際、動画には英語圏ご出身と見られる方のコメントをいただきました。嬉しかったです。

■ 掲示板について

お多福掲示板についてですが、盛り上がっていますね。


若侍掲示板を設置した当初は、こんなに盛り上がるとは思いませんでした。たしか当初は、1ヶ月ぐらい様子を見て、誰も書き込む人がいなかったら閉鎖しよう、というぐらいにしか思っていなかったんです。

お多福ずいぶんと個性的な掲示板だと思います。PM機能があったり、デザインを選択できたり…。ただ、ゲストの人には、編集機能が使えないなど不便なところもあります。

若侍私が掲示板を作ろうと考えた当時、すでに緘黙関係の掲示板がたくさんあったんです。ですから、私が後から作るとすれば、これまでにない変わったものにしようと思いました。それで、あの掲示板に。

■ 場面緘黙症と経済学

お多福富条さんは、大学では経済学を専攻されていたんですよね。もっと、経済学の知見から、日本の場面緘黙症事情を書くことはできないのでしょうか?

お多福例えば、ネット上では、日本では場面緘黙症の本が少ないのではないかという主張もありましたが、これはまさに需要と供給の話で、経済学の知見が生かせるのではないでしょうか。

若侍私個人は、そういう記事もっと書いてみたいんですよ。ですが、以前、経済学の考え方を生かした記事を書いたところ、受けが悪くて…。でも、1つの記事だけで経済学の話が不評と決め付けるのもなんですし、まあ、もう少し書いてみようかなと思っています。

■ むすび

お多福場面緘黙症Journal は、3年目に入ります。最後に3年目の抱負をお聞かせください。


若侍まだできて日が浅いサイトです。地道にコツコツとコンテンツを加え、サイトの充実を図りたいと考えています。

お多福お話、ありがとうございました。


若侍いえいえ。



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