自己紹介 

富氏(ハンドルネーム。何て読むのか自分でも分からん)は、中流家庭の長男として生まれました。生まれてまもなく、父親の仕事の関係で関西地方に移り住むことになるのですが、9歳(小学4年生)の春に、父に癌が見つかり、故郷に戻ることになりました。その後まもなく父は亡くなり、母子家庭、かぎっ子の生活が始まります。

この転校先で、人生が暗転します。これまで無口で引っ込み思案だった性格が極端にひどくなり、学校など家の外では極度の緊張から、ほとんど何も話せない子供になってしまいました。確かにクラスには数人ぐらいは無口なタイプの子供がいるものですが、私の場合は度を越していました。言葉によるコミュニケーションという、ごく当たり前のことがままなりません。しかも、単に無口になっただけではなく、笑うことができなくなったり、さらにはいじめの対象にされたり、人と接するのが異常に怖くなったり、強い自己否定感に襲われたりと、まあ大変でした。友達を作るだなんて、夢のまた夢でした。後に「場面緘黙症」という情緒障害を知ったのですが、この症状に実に近いです。

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父の死後、さらに転校するのですが、症状は変わりません。小6のとき、担任の先生から「果たしてこの子は将来社会でやっていくことができるのだろうか」などと鋭すぎる心配をされたりしたものです。

その後、中学、高校、大学と、不登校も経験せずに進学を続け、その過程で症状は徐々に改善していったのですが、その改善のスピードがカタツムリ並みの遅さでした。そのため、学生時代を通じて友達すらまともに作ることもできず、はっきり言って学生時代にはろくな思い出がありません。(チクショー!青春なんて大っ嫌いだー!!)思い出がないだけならいいのですが、人付きあいの経験値が極端に乏しいために、人の接し方がほとんど分からないまま大人になってしまいました。

そうして、大学4年の時に「公務員試験の勉強」を名目に自宅にひきこもってしまいました。自分に対する甘さもあったのかもしれません。ただ、ひきこもりといっても全く自宅から出られないわけでなく、ある程度の買い物などは可能でした。

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現在は、自宅でブログの運営や英語の勉強、ひきこもりデイケアへの参加などをしています。デイケアに通うようになってから、私の症状は急激に改善し、今や自分から声をかけて友達を作ることができるまでになったのですが、履歴書にこれだけ大きな空白ができた今になって急に良くなったところで、大して嬉しくありません。

最後まで読んでいただき、感謝です。

[ 参考 ]

前略プロフィールYahoo!Japan におきましても、プロフィールの公開をしています。

注. この記事は、2005年11月17日にニートひきこもりJournal に掲載した記事を一部編集したものです。



コメント

富氏さんは、デイケアに通い始めてから、緘黙の症状が良くなられたのですね。
僕は富氏さんとは正反対で、グループに出てから余計に身体症状がひどくなってしまいました。

アダルト・チルドレンの自助グループや医療機関のデイケアなどに参加しても、自分の症状は良くはなりませんでした。

グループに参加したせいで、余計にひどくなるばかりでした。

ですから、今はグループに参加していません。

富氏さんが羨ましいです。。

コメントありがとうございます。

コメントありがとうございます。

アムロ・ゼロはデイケアに参加して悪化されたとのこと、お返しする言葉も見つかりません。

確かに、私のデイケア参加者にも、参加してかえって症状が悪化したとか、カウンセリングを受けて余計にひどくなったという方がいらっしゃいます。メンタルヘルスの治療というのは、なかなか難しいものです。

履歴書の空白期間について

改めて、自己紹介に当たる物を読ませていただきました。私が通っている作業所の、所長から聞いた話ですが、今は、ニートが沢山いる時代なので、「ヤング・ハローワーク」なる物も存在し、履歴書の空白期間も、企業はそれほど追及してはいけない動きになってきている、と言うか、少なくともバイトレベルでは全くと割れないぐらいになってきてるそうです。ですから、病気と言うハンデを持ちながら、社会復帰を目指し中年にさしかかってもどんどん、アルバイトに挑戦していっている仲間達が沢山います。案ずるより生むが安しではないですが、こんな私が言うのもおこがましいのですが、空白期間の事はさほど気にしないでアルバイトにチャレンジできそうなら、焦らず、してみてもいい流れに繋がるのではないかと思います。ゆっくりゆっくり。負け組も、価値組もない。要は、自分が納得できる歩み肩が出切ればいいと思います。あと、一度自分をリセットして、大学の学部とかこだわらず、今、手が届きそうな事からチャレンジしていくのが一番現実的だと思います。無理しちゃうと、またはいあがるのに時間がかかるからね・・・。ではでは。

履歴書の空白

ご助言ありがとうございます。

私はひきこもりを主な対象にしたデイケアのような場所に通い続けているのですが、アルバイトに通っているデイケアのメンバーの話の聞いていると、なかなか現実は厳しいようです。

私が聞いた限り、履歴書の空白期間はアルバイトレベルでもやはり説明する必要があって、その期間を「ひきこもっていました」と答えた人は、ことごとく不採用になったそうです。ですから、みんな上手な嘘をついてなんとかアルバイトとしての職を得ているといったところです。履歴書に嘘を書いた人もいます(これは「有印私文書偽造罪」という犯罪なのですが…)。

私の場合、空白期間が大きすぎて(自業自得なのかもしれませんが)、嘘をつきようもありません。

私の住む地域にも「ヤング・ハローワーク」や「ジョブカフェ」などといった若者を対象にした就労支援施設があり、私も足を運んだことがあるのですが、こういった施設は履歴書の空白を埋めたり、職を斡旋したりしてくれるわけではありません。こうした就労支援施設に通ったひきこもりデイケアのメンバーの中で職に就くことはできた人というのは、私は聞いたことがありません。

社会は、私のような者を受け入れるほど甘くはないと考えています。ですが、なんとか自立の方法を探し出したいところです。

どうもお節介な性分でご免なさい。

そうですか。どうも私っておせっかいな性分があるようで、余計な事をごめんなさい。でも、うちの作業所では、もう時期40とかでも、病気の事を隠してですが、結構アルバイトに乗りこんでいってるんで・・・まあ、かくしてはいるため、「作業能力が遅い」とか、なんかしらの理由で首と次のバイト探しの繰り返しが多いのも事実ですが、拠点をさぎょうしょに置きながら、地道に続いてる人もいます。肉体労働系だと採用率高いみたいで・・。病気隠すのも私は不当だと思うのですが、世の中の偏見が強くて隠さないと入れない現状で・・・。
バイトはさておき、富氏さんは、これほど研究熱心で情報発信する行動力があって、海外の文献も読みこなせる方なので、この分野でも、何か水を得た魚のように研究職のお手伝いでも、そう言う分野に乗りこんで本職にしてしまっても良いのではないかと、余計なお世話ながら、思ってしまいました。何せ、統計とか、そう言うデータ的な物も大事かもしれませんが、実際自分が経験した人が自分の体験と引き合せながら仮説を立てたり、臨床で実践的にやっていくというのはとても意義があることのように思うのです。そんなに、甘くない事はわかってます。でも、ニートにしろ、緘黙にしろ、自らの問題にしっかり問題意識を持って立ち向かい、熱心に謎を解いていこうという情熱を、花が咲かせる場所があるようなきがしてなりません。振りかえって無駄になってた時期なんて私は、ないと思います。今、無駄に過ごしてると思ってることでも、あとで、あのときがあったから今がある・・と良い薬に必ずなるって私は思ってます。だから時間がかかっても富氏さんがより充実していけることを、そして、今のこの瞬間も含めて、応援しています。ではでは。

管理人さん、ありがとうございます。

余計な事などと、とんでもないことです。なかなか管理人さんのように踏み込んでおっしゃってくださる方はいらっしゃいません。

私は研究「もどき」のことをするのは好きですが、本当の研究をする力はありません。私は高校・大学時代に、いかに自分が研究や学業に向いていないかを思い知らされました。ですが、たとえ研究「もどき」でも、少しでも緘黙の問題で悩んでいらっしゃる方々の手助けになるのなら、という思いでこのブログを続けています。

こうして私がブログを続けることができるのも親の扶養があってこそですが、この頃私の親は病気にかかりやすくなったり、物忘れがひどくなったりと、老いが近づいてきています。親のことは心配ですが、自分の将来が非常に不安です。私は不安ばかりが先立って、管理人さんのように希望を持つことがなかなかできないのですが、「あのときがあったから今がある」と思えるような日が来るよう、頑張るしかないと思っています。

コメント、ありがとうございました。

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