先日、私の母が妙な話をしていました。
私が幼稚園に通っていた頃、母は私の担任の先生と面談する機会があったそうです。そのとき、先生は母にこう話されたとか。
富重君、(幼稚園で)笑わないんです。
これに対して、母はこう考えたそうです。
この先生、うちの子のことをよく見ていない。うちの子は(私の前では)よく笑っているのに。
言われてみれば、私は幼稚園に行くと笑わなくなっていたような気もしますが、記憶が曖昧で定かではありません。ただ、卒園アルバムに載っている50枚を超える私の写真は、他の園児と違って無表情な顔がほとんどで、先生がおっしゃっていたことをほぼ裏付けています。
幼稚園で笑わない、という程度ならそれほど大きな問題ではなかったのかもしれません。しかし、もし先生が母におっしゃったことが、
富重君、(幼稚園では)口をきかないんです。
だったら、どうなっていたことでしょうか。
* * * * * * * * * *
私の母は昔から、息子のことは自分が一番よく分かっているという自負を持っていました。たしかに母は、誰よりも私と接する時間が長かったので、もっともな話です。しかし、その自負が、もしかしたら息子の正確な理解を妨げてしまったのかもしれません。母が知っていた私は、主に家庭場面での私に過ぎません。
さらに、幼稚園時代の私の担任の先生は若い方だったので、そのことが「この先生の言うこと、どこまで信用できるのだろうか」という疑念を、母に生ませたのかもしれません。
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なかなかゆっくり訪問できなくってすみません。
うちの親も似たようなことを言ったことがあります。
先生に同じようなことを言われ、
家に帰ってきてから聞かされた覚えがあります。
「家ではよく笑うししゃべるのに…」って。
「学校で笑わないの?」みたいなことも親に聞かれたりしました。
でもうちの親は家で普通に笑うししゃべれるんだから
問題ないだろうと思ってたんですよね。
ただの恥ずかしがり屋、大人しい子で済まされていました。。。
辛い毎日でした。
[2008/04/13 21:07]
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>なかなかゆっくり訪問できなくってすみません。
いえいえ、こちらこそ。
>でもうちの親は家で普通に笑うししゃべれるんだから
>問題ないだろうと思ってたんですよね。
そうなんですよ。ここが、場面緘黙の理解の難しいところです。そうして、子どもの緘黙が放っておかれてしまうんですよね。私もそうでした。(>_<)
お子さんの緘黙を大きな問題と考えて、緘黙の克服に取り組んでいらっしゃる親御さんをネット上ではよく見かけますが、そういう方ばかりとは思えないのです。
[2008/04/14 16:38]
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僕の母親は保育士?に
「あんたの子どもは他の子と遊ばない」
と言われたそうです。
まあ それは置いといて
当時の情報のない時代に
適切な対応を取れる親がどれほどいたのでしょうか?
問題があるっと考えた親のほとんどは
無理やりしゃべらせようとしたり
罰を与えたり 怒ったり
やってはいけないことをやったような気がします。
問題がないという考えは
ベストの対応ではないけど
まだましな対応なのかもしれません。僕の親も問題ない
幼稚園や学校にさえ行っていれば大丈夫
と言う考えでした。
まあ それでも僕は母親の行動には不満を持っていますけど(^^ゞ
[2008/04/19 18:24]
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俊太さんのブログ、いつも読んでいます。視点が鋭く、感心しています。
場面緘黙症の克服をゴールとすれば、保護者が正しい理解をして支援に加わることが必要であり、そのためにはまず、保護者が場面緘黙症という問題があることを認識するのが出発点です。
ただ、問題があることを認識しながら、かえって最悪の対応がなされるのは残念なことです。結果論で言えば、俊太さんのおっしゃる通り、放って置かれた方が、最悪の対応をされた場合に比べるとましだっただろうと思います。
ただ、場面緘黙症を放置すると、緘黙行動が強化される恐れがあるということは、付け加えておきます。
[2008/04/19 21:27]
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場面緘黙症の子供を持つ親の中には、家では元気で明るい子なのに、外に出た途端おとなしくなってしまう。
外でも家にいるときと同じように振舞えばいいのに…。
と、大抵は思うでしょうし、家では普通の子だと思っている方も多いと思います。
でも、私は子供の人格が家の中と外で大きく変わるということがあるだろうか?という視点で注意深く子供を見てきました。
結果、うちの緘黙児は他の兄妹より明らかにコミュニケーション能力が劣っていると感じます。
ところが、家族というのは子供が赤ん坊の時から一緒にいるため、緘黙児が何かを伝えようとする時、全部言わなくても「分かった、分かった」と言って相手の気持ちを察してしまうため、子供自身の言葉、態度の足りなさに気づかないことが多いようです。
そのまま外に出た緘黙児が、家での常識が外で通じないと感じたとき緘黙症状が出る、という一面はあるのではないかと感じます。
[2008/04/24 08:46]
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親御さんの立場からのコメント、ありがたいです。
>外でも家にいるときと同じように振舞えばいいのに…
場面緘黙症を経験した(自己診断ですが)私には、考えられない話です。それがとても無理だから、困っているのに。ですが、大抵の方はこのように思われるものなのですね。場面緘黙症は、保護者がいない場面に限って問題が現れるので、そこが保護者の理解を得るには難しいところです。
>家族というのは子供が赤ん坊の時から一緒にいるため、緘黙児が何かを伝えようとする時、全部言わなくても「分かった、分かった」と言って相手の気持ちを察してしまうため。子供自身の言葉、態度の足りなさに気づかないことが多いようです。
なるほど、いつも一緒にいるため、かえって気づかないこともあるのですね。第三者の方がよく見えるものも、もしかしたらあるかもしれません。
[2008/04/24 15:43]
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高校生の息子が場面緘黙です。
家の子は症状が重い方でしたので、年少の時に公的機関に相談に行った事があります。
カウンセラーの方に「そんなに心配するのが一番良くないんですよ、不安が全部お子さんに行きますから、幼稚園に3年も行けば...」と言われ、
大学病院の精神科でも「話さなくなった原因が必ずあるはず、楽しい体験を沢山してください...」
いつも相談に行っては諭されている感じでした。
だんだん決めてとなる治療方法はないのだ、と分かってきたのですが。
十数年前で、こんな感じでしたよ。20数年?前って...
[2008/04/25 07:48]
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コメントありがとうございます。
うーん…今回の記事では、子どもが学校・幼稚園で話さないことを保護者が認識していない場合もあるかもしれない、ということを書いています。
見当外れの返信でしたら、ごめんなさい。
[2008/04/25 16:03]
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