「緘黙の子の気持ち、知って」

2008年04月19日(土曜日)

特別支援教育はじめのいっぽ!―個別の支援が今すぐ始められる (教育ジャーナル選書)『教育ジャーナル』という、教師を対象にした(?)雑誌があるのですが、その2008年1月号に「『場面緘黙症』の子どもの気持ちを知ってください」という特集が7ページにわたって掲載されました。

著者は小学校教諭で、実際に場面緘黙症の子どもたちと接した経験がある井上賞子氏です。『特別支援教育はじめのいっぽ!』の著者のお一人でもあります。

学校の先生方にとって、場面緘黙症の子どもたちの気持ちはなかなか分からないものです。「拒否されている」「嫌われている」と誤解したり、反応が返ってこないので手がかりが得られず、「この子はどう思っているのか?何を求めているのか?」と自問し、苦しい思いをしたりすることもあるでしょう。そんな先生方に、場面緘黙症の子どもの気持ちを知ってもらおう、ということのようです。

7ページのうち、4ページは、井上氏が作った「担任の先生へ」という資料で、ここには緘黙の子どもたちの様々な「言えない思い」が詰まっています。

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思い返してみれば、私も場面緘黙症(自己診断ですが)だった頃、多くの先生方や親切なクラスメイトたちに支えられました。私は「ありがとう」の一言も言えない無反応な子どもだったのですが、そんな私を、みんなが支えてくれのだと思うと、頭が下がります。

資料「担任の先生へ」の中には、「私は先生が大好きなんです」「先生が大好きということ」といったフレーズがありますが、私の気持ちも、まったくその通りでした。ただし、場面緘黙症の自分に対して無理解な対応を取った先生については、この限りではありませんでした。無理解な対応をとられて、「先生なんて、嫌い!」と感じるのも、一つの場面緘黙症の子どもの気持ちではないかと思います。

私が大好きだったのは担任の先生だけでなく、親切に接してくれたクラスメイトも同様でした。本当にお世話になった元クラスメイトの中には、「あの時言えなかった『ありがとう』という言葉を、いつか伝えたい」とまで思っているのですが、今となっては、ある意味会えやしません。(>_<)

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~蛇足~

プロフィールを更新しましたが、ハンドルネームを「富重」から「富重洋(とみしげ・ひろし)」に変えました。ある方からのすすめもあったのですが、下の名前があった方が便利だと思ったからです。皆様は、これまで通り「富重」と呼んでくだされば結構です。

なお、「富重洋」は、あくまでハンドルネームです。私の本名は「ジェローム・チャールズ・ホワイト・ジュニア」です。[注]

[注] 嘘です。