場面緘黙症の啓発週間(イギリス)

2008年10月13日(月曜日)

先週、イギリスの緘黙支援団体・SMIRA が「場面緘黙症・啓発週間(Selective Mutism Awareness Week)」と題する、場面緘黙症のキャンペーンを行っていました。

この期間、イギリスでは、The Times Educational Supplement や BBC NEWS(Wales版) ほか各種メディアを通じて、場面緘黙症に関する報道がなされました(ただし、TES の報道は、厳密には啓発週間が始まる2日前)。また、Wales Online によると、11/7 には、場面緘黙症児の保護者2人が、ウェールズ政府の Jane Hutt 教育相に面会したそうです。この他にも、ウェールズ地方を中心に、場面緘黙症の認知度を向上させるための様々な取り組みが行われました(活動はまだ一部継続中です。詳しくは SMIRA のウェブサイト等をご覧下さい)。

キャンペーンは、一般の人への認知度向上と、教育関係者への認知度向上と、どうもこの両方を狙っているように私には写ります。場面緘黙症児への支援に当たるべき教育関係者の認知度の向上に重点的に取り組もうという動きは、理解できるものです。

それにしても、これだけのキャンペーンを張れる SMIRA の力は大変なものだと感じます。イギリスでは、場面緘黙症の認知度向上に、こうした非営利の団体が果たす役割がきっと大きいのだろうと思います。

ただ、イギリスには他にも健康増進のキャンペーンがたくさんあるようで、今月だけでも少なくとも19あります。効果的にキャンペーンが行われないと、埋没してしまうかもしれません。

なお、このキャンペーンと連動して、カナダでは場面緘黙症の啓発ウォークが行われましたが、他の国ではこれと連動する動きは確認していません。

Parents raise concern over mutism
↑ イギリスBBCニュース(ウェールズ地方版)が取り上げた場面緘黙症。英語。動画あり。なお、このリンクは、新しいウィンドウは開きません。