子どもが緘黙→母、仕事を辞める

2009年02月24日(火曜日)

子どもが緘黙であることが分かったとき、保護者(特に母親)の子育ての負担はどれほど増えるのでしょうか。

私にはよく分かりません。私には緘黙の子の子育ての経験はありませんし、私が学校で緘黙していた頃の保護者(親)は、そもそも問題を認識せず、私に特別なことは何もしなかったからです。

最近は、『場面緘黙児への支援』をもとに子どもの緘黙を治そうという動きもあるようですが、これは見るからに保護者の負担が重そうです。

今月4日、Back Stage というアメリカの芸能関係の業界誌?に、"Family Matters" という記事が掲載されたのですが、そこに場面緘黙症の子を持つ母親の話も出ていました。その母親は、子どもの治療に専念するため、仕事をいったん辞めたのだそうです(父親は仕事を続けています)。この緘黙の子は強迫性障害やうつまで合併していたため、このことが子どもの面倒を見る上でより大きな負担となったのではないかと思います。

記事では触れられていませんでしたが、仕事を辞めると、何よりも経済的な面で打撃になるはずです。これは生活に大きく響きます。また、仕事を通じた自己実現等もかなわなくなります(子どもが緘黙だと、そんなこと言ってられなくなりそうです)。

仕事を辞めるとまではいかなくても、緘黙の子を手助けしようとすれば、保護者は何かを諦めざるを得なくなるでしょう。緘黙の子の面倒を見るため、余裕のない生活を送っている保護者像が私には頭に浮かびます。

もちろん、精神的な面でも負担が非常に大きいだろうということは、言うまでもありません。

実際の緘黙の子の保護者は、私が思うとおりの生活を送っているのか、それとももっと元気に生きているのか、それは私には分かりませんが、いずれにせよ、緘黙の子を持つ保護者の負担について、改めて考えさせられました。