シンガポール最大の新聞に緘黙が

2009年05月08日(金曜日)

シンガポール最大の新聞 The Straits Times に、場面緘黙症を主題とする記事が掲載されました。読んだ感想のようなものをまとめます。

掲載された記事のタイトルは "When your child just won't talk" です。私は、asiaone というウェブサイトに現地時間5月4日掲載されたもので確認しました。

内容は、場面緘黙症を一般の方向けに分かりやすく解説したもの、といったところでしょうか。実際に緘黙の子の例を取り上げて場面緘黙症の解説をするというもので、アメリカのメディアではオーソドックスな書き方です。

場面緘黙症でよく取り上げられる(このサイトでもよく取り上げている)アメリカやイギリスといった欧米の国ではなく、中華圏のシンガポール発の記事ですが、他国の記事等と比べ、それほど変わったことは書かれてありませんでした。場面緘黙症をめぐる状況は世界のどの国や地域でも大差ないのかもしれません。

少し驚いたことと言えば、場面緘黙症の治療法として第一に薬物療法が挙げられ、プロザックという具体的な薬の名前まで出ていることです。まるでアメリカみたいです。また、治療法の第二には、行動療法と思われる方法が挙げられています。これは、欧米で盛んな方法です。

全体的に、アメリカの影響を受けているのかな…と感じます。シンガポールは中華圏ですが、英語圏でもあるので、同じ英語圏の国の影響を受けやすいのかもしれません。

なお、シンガポールでも場面緘黙症のサポートグループのようなものがあって、緘黙の子を持つ保護者による集まりが定期的に開かれているのですが、今回の新聞記事との関係は分かりません。