[緘黙] 不良に絡まれる [ストーリー]
このブログでは、私が緘黙だった頃のことを書き続けています(ただし、プライバシーの観点から内容は少し変えています)。今回は、中学生編の第19回です。通算第46話をお届けします。
前回の話⇒こちら / 緘黙ストーリーの目次⇒こちら / あらすじ⇒こちら
それから、簡単な登場人物紹介も作りました。⇒こちら
* * * * * * * * * *
私のクラスには、不良っぽい男子生徒が2人いました。不良少年A君とB君です。中学3年の始業式の日、私は彼らとたまたま同じ班になることが決まり、少なくとも次の班替えがあるまでの半年間、一緒にやっていくことになりました。
正直なところ、彼らは少し怖かったです。私は前のクラスで似たタイプの男子生徒に少しいじめられたことがあったため、このクラスでも同じような目に遭わないか、不安でもありました。しかし、あまりビクビクしているとかえっていじめられるもとだと思い、そういう気持ちは表には出さないよう心がけていました。
このうち、不良少年A君との初対面は、和やかなものでした。というのも、そのとき、一緒に陸上部のRさんがいたからです。「ヒロシはカワイイでしょー♪」といった感じで、Rさんは、不良少年A君に私のことを好意的に紹介していました。
※ Rさんは、不良タイプの男の子とも話が通じる、すごい女の子でした(前のクラスでもそうでした)。
■ やっぱりいじめられる
しかしこれは最初だけで、そのうち私は、不良少年たちからいじめを受けるようになっていきました。私は彼らと同じ班だったので、彼らとの付き合いを避けて通るわけにはいきませんでした。
前回お話したとおり、このクラスには、いじめっ子A〜C君という男子生徒がいて、頻繁に私につきまとって、ちょっかいをかけていました。これに対して、不良少年A、B君は、そこまで頻繁に私にかかわることはありませんでしたが、ときどき私をいじめようとする時は、いじめっ子A〜C君以上にひどいことをしました。
* * * * * * * * * *
■ 女子の前で
ある時などは、クラスのみんなが集まっていた時に、不良少年B君が
「富重は、女子にばっかり、ひいきにされている!」
という内容のことを言い、女子の私に対するイメージを悪くしようと、不良少年A君とともに、私にあれこれひどいことをしようとし出しました。
といっても、女子で私をひいきにしてくれていたのは、陸上部のRさんとPさん・Qさんコンビの3人だけだったのですが…。そんなに腹が立つようなことでしょうか。
もしかすると、この3人のうち、陸上部のRさんはクラスでも一番の美人だったので、彼女と私が仲良くしているのを見るのが不愉快だったのかもしれません。いや、ひょっとすると、この3人以外にも、私の知らないところで、私を気にかけてくれた女子がたくさんいたのかもしれません。
私は女子の前で、とてもみっともない、屈辱的なことをされてしまいました。
■ 変わらず親しくしてくれた女子たち
私はこれで、陸上部のRさん、Pさん・Qさんに嫌われてしまったかもしれないと思いました。しかし、彼女たちは、その後も変わらず、私に親しくしてくれました。なんという人たちだろうと思いました。
■ 卒業までの我慢
いじめっ子A〜C君に加え、不良少年A、B君と、私をいじめるクラスメイトは5人になりました。私はクラス一のいじめられっ子になってしまいました。
いじめへの対処として、先生や親に相談するというのも手でした(スクールカウンセラーは、当時いませんでした)。しかし、この頃の私は、中学生にもなってまでいじめを大人に相談するのは男らしくない、卑怯なことではないかと考えていました。一人で抵抗するなり我慢するなりするべきだと考えていましたが、緘黙の私が、複数の人間に立ち向かうことなどできやしませんでした。
「卒業までの我慢」
こう自分に言い聞かせ(まだ一学期ですが)、こらえながら毎日登校していました。学校に行くのがだんだん苦痛になっていきました。
「登校拒否」という言葉を始めて聞いたのは、この頃です。どこかのクラスの誰々が長期間学校に来ていないというのです。その生徒のことはよく分からなかったものの、私には他人事とは思えませんでした。
[続きの話]
◇ [緘黙] あいつ富重よ!サイッテー!! [ストーリー]
2009.06.02 | Comments(0) | Trackback(0) | 私と私の緘黙

