selective mutism の名称を変えようという小さな動きが

2009年12月15日(火曜日)

場面緘黙症(選択性緘黙)は英語で selective mutism と言いますが、この名称を変えようという小さな動きが英語圏のウェブサイトで起っています。

PetitionOnline という嘆願サイト(英語サイト)があるのですが、そこで、"selective mutism" の名称を "anxiety-induced mutism" に変えてほしいという嘆願が、少しずつではありますが、集まっています。私がこの記事を公開した段階では、27の署名が集まっています。新たに提案された名称 anxiety-induced mutism は、日本語に訳せば、「不安誘発性緘黙」といったところでしょうか。嘆願先は、米国音声言語聴覚学会(American Speech-Language-Hearing Association)と米国心理学会(American Psychological Association)です。

PetitionOnline の緘黙に関する嘆願ページ
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この嘆願を立ち上げた方はアメリカ・ニュージャージーの preschool(幼稚園?保育園?)の教師です。この方は、ニュージャージーの情報サイト TheAlternativePress.com に、名称変更の嘆願を呼びかける投書をされています。

場面緘黙症は英語圏ではもともと elective mutism という名称でした。ところが、この elective という言葉が、緘黙の子が話さないことを選んでいるという誤解を広めかねないとして、1994年に現在の selective mutism に変更された経緯があります(elective と selective のニュアンスの違いは、私には分かりません)。しかし、この嘆願を提案された方は、この selective にもなお、緘黙の子が話さないことを選んでいるという暗示があると考えていらっしゃるようです。

この嘆願がこの先どれほど集まるか、そして本当に名称が変わるかどうか(簡単ではないでしょうが)、状況を見守りたいと思っています。