無表情の緘黙児と、表情筋の発達

2010年03月16日(火曜日)

顔の「表情筋」を使わないと、老け顔になりやすいそうです。このため、美容法の一つに「表情筋トレーニング」「フェイスニング」が紹介されることがあります。意図的に様々な表情を作り出して表情筋を鍛える美容法だそうです。

このトレーニングは、たしかコミュニケーションの本でも見た覚えがあります。表情筋を鍛えると、より豊かな表情が作れるようになり、特に魅力的な笑顔が作れるようになると、コミュニケーションを図る上でプラスになるというのです。

このような意図的なトレーニングでなくても、日ごろから表情が豊かだと、表情筋が自然と鍛えられ、より豊かな表情が作れるようになるであろうことは容易に想像がつきます。

私が中高生の頃、コミュニケーションが上手なクラスメイトの中に、よく見ると、満面の笑みをうまく作る人がいました。日ごろから表情豊かに人と接しているため、中高生にして表情筋が非常に発達したのだろうかと、そんなことを思ったものです。

■ 無表情の緘黙児と、表情筋の発達

場面緘黙症の子どもには、無表情な子が多いようです。こうした子は、幼稚園や学校にいる長い間、無表情で過ごしているのでしょう。特に、緘黙が長引き、中学、高校生になっても思うように話せないとか、成人してもまだ後遺症のようなものが残っているとか、そうした人は、かなり表情筋を使っていないものと思われます。

子どもの頃、ないし若い頃に、あまり表情を作らずにいると、表情筋はあまり鍛えられなさそうです。すると、どういう影響があるのでしょうか。気になります。

私などは長い年月とともに少しずつ話せるようになったのですが、豊かな表情を作ることがなかなかできなくて、コミュニケーションに影響が出てはいないだろうかと、悩んだことがあります。もともと不安が強くて表情が作りにくい上、表情筋があまり発達していなかったからでしょう。このため、表情筋を鍛えるべく、鏡を買ってきて意図的に表情を作る練習をしたりもしました。なお、これはあくまでコミュニケーション対策のためで、老け顔対策のためではありません。私の顔は、特に老けて見えはしません。