骨折しても助けの声を出せなかった子、Twitter

2010年04月20日(火曜日)

イギリスの高級紙でも最も発行部数の多い The Daily Telegraph に、場面緘黙症を主題とする記事が掲載されました(電子版で確認)。記事のタイトルは Selective mutism: Speaking up for silent treatment で、記事の公開日は4月16日です。

2月のBBCと言い(「英BBC、デイリーメール紙で緘黙が」参照)、場面緘黙症が大手メディアで取り上げられるイギリスの状況は羨ましい限りです。ただ、こうした記事が出るということは、イギリスでも、場面緘黙症がいまひとつ認知されていないことの裏返しではないかと私は見ています。

記事の内容は、場面緘黙症や緘黙の子への正しい対応、治療法を、実例を交えながら概説したものです。この種の記事としてはオーソドックスな内容と言えます。実際の緘黙の子を取材して実名入りで写真まで撮って新聞に載せていますが、これも英語圏ではそれほど珍しい話ではありません。記事掲載を了解した本人や家族には頭が下がる思いです。

記事の中で、Maggie Johnson(マギー・ジョンソン)氏が、効果的な治療法として sliding in(スライディング・イン)というテクニックを挙げていますが、Maggie Johnson 氏らしいです。これはかなり大雑把な言い方をすると、場面緘黙症の子が親等と話している最中に、少しずつ人を入れていくという手法です。この手法は、Maggie Johnson 氏も著者の一人として名を連ねた The Selective Mutism Resource Manual で説明されているほか、『場面緘黙Q&A』の中でも簡単な解説があります(コラム88)。

ちょっと気になったのは、腕を骨折したにもかかわらず、助けの声を上げられなかった緘黙の子の話です。Maggie Johnson 氏がこの話をしています。これと似た話は『場面緘黙へのアプローチ』にもあるにはあるのですが(63ページ)、やや珍しい話ではないかと思います。その一方で、Resource Manual では、緘黙の子は、非常時になるとたいてい(more often than not、つまり50%以上)声を出すとも書かれています(19ページ)。このあたり、どうなのでしょうか。

■ Twitter(ツイッター)

ところで、実は私は Twitter に登録していて、The Daily Telegraph の話題も既に Twitter で投稿していたのでした。

↓ Twitter での私の投稿
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ある程度継続して利用するまで、このブログでは知らせないでおくことにしていたのでした。なぜなら、「Twitter 始めたよ~!」と宣伝したものの、やっぱりすぐにやめたとか、そうしたことになれば恥ずかしいからです。Twitter では緘黙以外のことも書いています。どちらにしろ、大したことは書いてません。