19年前、緘黙女子がいじめで集団暴行を受け…

2010年09月14日(火曜日)

1991年(平成3年)11月、大阪府豊中市の中学校で、女子生徒がいじめにより集団暴行を受け、死亡するという痛ましい事件が起こりました。

もう19年も前の事件ですが、かすかに覚えているような気がします。当時の私の地元の新聞は、大阪とは遠く離れた地方にもかかわらず、事件を大きく取り上げていました(19年前の新聞縮刷版で確認しました)。また、国会(第122回国会参議院厚生委員会)でも話題になっていることから、全国的に報道されたのではないかと思います。Wikipedia にも記載があります。

Wikipedia の事件についての項目
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この亡くなった女子生徒ですが、実は場面緘黙症と知的障害があったそうです。豊中市議会平成4年3月定例会会議録によると、堀田文一市議は市議会の中で次のように発言しています。

「昨年12月の市議会全員協議会でも、私どもの岡議員から指摘しましたが、いじめで亡くなられた※さんが、知恵おくれと場面緘黙という障害があったにもかかわらず、ちゃんとした教育がなされていなかったという、深刻な問題点がありました」

※は亡くなった生徒の名前ですが、ここでは伏せます。

亡くなった生徒は、私と世代が比較的近いです。しかも、場面緘黙症だった人です。そのような人がこうした事件に巻き込まれ、残念でなりません。このようなことはもう二度と起きないことを願います。

[参考にしたもの]

◇ 武田さち子(2005). あなたは子どもの心と命を守れますか!―いじめ白書「自殺・殺人・傷害121人の心の叫び!―, WAVE出版.