緘黙の研究に、補助金が交付される

2010年11月10日(水曜日)

Twitter でも書きましたが、場面緘黙症に関するある研究課題が、2010年度の科学研究費補助金(科研費)に採択されたそうです。情報源は、科研費データベース「KAKEN」のウェブサイトです。

科研費は、文部科学省と独立行政法人日本学術振興会が交付を行っている補助金です。独創的、先駆的研究に対して助成を行う制度です。採択されるには、研究者が研究課題を申請した上で、審査を通らなければなりません。ここ数年の傾向を見ると、科研費への新規応募件数は毎年およそ5万件、継続応募件数を合わせると10万件以上あります。しかし、応募をしてもむしろ採択されないことの方が多いようです。そんな中、今回の緘黙の研究課題が採択されたのです。

科研費の詳しい説明
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↑ 文科省ホームページへのリンクです。

緘黙に関連した研究課題が科研費の採択を受けた例は過去にもあるのですが、緘黙を主題とした研究課題が採択された例は、少なくとも私ははじめて知りました。「KAKEN」のウェブサイトで検索をしても、過去に緘黙を主題とした研究課題で科研費がおりた例は、今回以外では出てきません。もしこれが初めてだとしたら、よく分からないのですが、もしかするとこれは大きなことかもしれません。

今回の研究課題は、「挑戦的萌芽研究」として採択されています。「独創的な発想に基づく、挑戦的で高い目標設定を掲げた芽生え期の研究」として、この緘黙に関する研究課題が認められたということでしょう。それにしても、この「萌芽研究」とはどう解釈すればよいのか私には分かりません。緘黙の研究そのものがまだ芽生え期にあるという意味なのか、それとも別の意味なのか。

科研費の採否には様々な要素が絡むそうですが、緘黙の研究は意義が大きいから補助金がおりたということであれば嬉しいところです。このあたりどうなのでしょう。

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