国会や地方議会で、緘黙が話題になったことがあるか

2011年08月23日(火曜日)

国会や自治体の議会で、場面緘黙症が話題になったことがあるかどうかを調べたことがあります。

残念ながら、ほとんど話題になったことはないようです。たまに話題になっても、多くの場合、軽く触れられる程度です。もっとも、全ての自治体の議会を調べることはできませんでしたし、あまり昔の会議録を調べることもできなかったのですが。

どうやって調べたかというと、インターネットでです。下記の検索サイトで「緘黙」などと検索すると、「緘黙」という文字が載った会議録が検索結果として出てきます。便利な世の中です。ただ、場面緘黙症とは無関係の会議録が出てくることもあります。

↓ 国会の会議録を検索できます。

国会会議録検索システム新しいウィンドウで開く

↓ 全国の自治体の会議録を検索できます。ただ、全ての自治体をカバーしているわけではないようです。また、あまり昔の会議録は検索できません。

会議録検索ナビ新しいウィンドウで開く

個人的に興味深いと思った緘黙関連の会議録について、いくつかお話しします。

まずは、国会会議録検索システムで見つかる、昭和60年2月22日の衆議院予算委員会の会議録です。当時衆議院議員だった石原慎太郎氏が、緘黙児を含む情緒障害児に対する文部省の対策について質しています。ただ、石原氏の(当時の?)情緒障害児に対する見方は、ちょっと賛同できません。そもそも、「情緒障害児」の意味も、当時と今とは違うようです。

地方議会で面白いと感じたものは、まず、国分寺市議会平成19年第2回定例会(6月11日)における、片畑智子氏の発言です。特別な支援を必要とする子は、いったいどういった子まで含まれるかの判断は、自治体によって多少差があることが窺われます。

ほかには、高知県議会平成8年2月定例会(3月6日)。中沢潤二氏がいじめ問題について質す場面ですが、この中で、ある緘黙の少女とその母親の話について長く紹介する場面があります。この話の出典については触れられていませんが、石川百合子、石川麻利両氏による『負けたらあかん!』と見て間違いないでしょう。

最後は、豊中市議会平成4年3月定例会(3月11日)。以前お話しした、いじめで亡くなられた、場面緘黙症と知的障害があった女子中学生の話があります。

[追記]

会議録検索ナビのリンクを訂正しました。失礼いたしました。(2011年8月29日)