10月は、場面緘黙症の啓発月間(海外ニュース)

2011年10月11日(火曜日)

"October is Selective Mutism Awareness Month"
(10月は、場面緘黙症の啓発月間です)

という一文を、英語圏の緘黙関係ウェブサイトで、見かけるようになりました。

この10月に、英語圏では、緘黙の経験者などが YouTobe や Facebook、Twitter といったツールを活用して、草の根で認知度を高めるための試みを行っています。また、Selective Mutism Network という支援団体は、緘黙啓発のグッズを50%オフで販売するなどの取り組みを行っています。

なぜ10月が緘黙の啓発月間なのか、それは誰が決めたのか、いつからそうなったのか、はっきりしたことは私は知りません。私がインターネットで見つけた啓発月間に関する最も古い情報は2009年のもので、少なくともその年には始まっていたようです。なお、似たような動きで、場面緘黙症啓発週間(Selective Mutism Awareness Week)という啓発運動が2008年の10月に行われていましたが、これとの関係も、私には分かりません。

アメリカ、イギリス、カナダでは、9月から学校が始まることが多いそうです。そうだとしたら、10月に緘黙の啓発月間を行うのは、よいタイミングではないかと思います。緘黙は様々なきっかけで起こりますが、学校など、新しい環境に入った場合に問題化することは多いです。緘黙の啓発活動を行うとすれば、このタイミングだろうと思います。早期発見、早期発見が重要ですから。とは言え、学校が始まる9月に啓発活動を行うのは、少し早すぎるだろうと思います。学校に入学して間もない頃、例えば入学当日やその翌日に話せなかった子に緘黙を疑うのは、早とちりのもとでしょう。アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IV-TRでは、1ヵ月を目安にしています。ですから、学校が始まって1か月が経った10月に啓発発動を行うのが最適のように思えます。

そうすると、日本で啓発月間をやるとしたら、5月でしょうか。日本では4月入学ですから、その1か月後の5月が適しているように思えます。