NHJより:富氏がやりたいこと

2006年05月13日(土曜日)

NHJ姉妹ブログ「ニートひきこもりJournal」で場面緘黙症に関する記事を書いたので、転載しておきます。




「最近、富氏は『やりたいこと』が云々と言うが、お前のやりたいことは何なんだ」と言う声が、どこからか聞こえてきそうです。

私は最近、場面緘黙症で困っている人たちをなんとかしたいという思いが強いんですよ。姉妹ブログ「場面緘黙症Journal」には、当事者からの切羽詰った声が多く寄せられています。同ブログは「ニートひきこもりJournal」よりもアクセス数がずっと少ないのに、コメントやメールを下さる方、人気ブログランキングにクリックしてくださる方が、ここよりも多いんです。

場面緘黙症は、精神医学界では世界的に権威のあるアメリカのDSM(精神障害の診断と統計の手引き)にも記述がある、れっきとした情緒障害です。しかし、医師や教師の理解は少なく、日本の学界も緘黙症を軽視しています。海外には緘黙症の当事者を対象にした支援団体があるのに、日本ではそれがなく、日本の緘黙児は置き去りにされている状況です。

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私としては、自分が日本版の緘黙症支援団体を立ち上げたり、緘黙症の認知度を上げたり、緘黙症の研究機関を立ち上げたりすることに関わり、当事者の方々の負担を和らげることに少しでもお役に立てたらたらどんなにいいだろうと思うわけです。

しかし、そういう「やりたいこと」をやろうにも、なかなか難しい。ヘナチョコ経済学士の私は、活動をするにはビジネスとして成り立つかどうかを考えるわけですが、緘黙市場の規模は、その認知度の低さからか、話にならないほど小さいんです。「それなら、NPO、ボランティアでやればいいじゃないか」という声がどこからか聞こえてきそうですが、私は資産家ではないので、営利を求めないと収入が入ってこず、生活の基盤が成り立ちません。研究機関を立ち上げるには医学部にでも入りなおさなければなりませんが、それはあまりに無謀です。

ビジネスとして本当に成り立たないのかをよ~く考えつつ、おそらく成り立たなさそうだから、活動はほどほどにするしかないのかな…?と考える今日この頃です。

[追記]

「無料登録ドットコム」によると、主な緘黙関係のキーワードの月間検索回数(予測値)は以下の通りです。いかに、緘黙に関心を持っている方が少ないかが分かります。市場規模はあまりに小さいです。

緘黙 1,350回
場面緘黙 1,054回
緘黙症 790回
場面緘黙症 694回
選択性緘黙 190回
緘黙児 123回
選択性緘黙症 103回
場面緘黙児 63回
緘黙症 成人 49回
緘黙 学校 いじめ 47回

しかし、他方、例のTIMEの記事によると、アメリカの場面緘黙支援団体SMG-CANのウェブサイトは、月に450,000ヒットを記録しているそうです。この差は何なのでしょうか。世界共通言語・英語とローカル言語・日本語の差なのか、英語圏と日本語圏における場面緘黙症の認知度の差なのか。

いずれにせよ、工夫のしようによっては、日本でも月に万単位のヒットを記録する緘黙サイトを作ることができるかもしれません。

ちなみに、拙ブログは、月間ページビュー数は既に10,000件を突破していますが、月間ビジター数は2,700件ほどです。

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