緘黙をどうアピールするか

2012年05月11日(金曜日)

下線文場面緘黙症をどうアピール(ちょっと変な言い方ですが)しようかと考えています。

■ どこでアピールするか

まず、アピールする場は、とりあえずウェブ上を考えています。ただ、サイトによってアピールする内容を変えています。

○ 姉妹ブログなど:緘黙を知らない方を対象に、緘黙をアピール

○ 場面緘黙症Journal(SMJ):緘黙を知っている方を対象に、啓発月間をアピール

という方針です。SMJ を訪れる方は緘黙を既にご存知の方が多いでしょうから、ここで「場面緘黙症を知ってください!」とアピールしても、あまり意味はないでしょう。SMJ はむしろ緘黙をご存知の方に向けて啓発月間を宣伝する場として活用することにしています。一方、緘黙とは直接関係のない姉妹ブログなどは、緘黙のことをご存じない方も多く訪れるので、緘黙のことを知っていただく場として活用しようと考えています。

理想を言えば、緘黙は特に、支援する立場にある教師や専門家の方に知っていただきたいので、そうした方がよく訪れる場で重点的にアピールできれば効果的だろうと考えています。ですが、そうした啓発活動を展開するための手がかりは今のところ私にはなく、そこまでには至っていません。

■ 緘黙を知らない方へどう説明するか

今のところ、文章でのアピールのみを考えています。いつかのように自作動画を YouTube に投稿するなど、それ以外のかたちでのアピールもできれば面白そうですが、まだまだアイディアを練っている段階です(あまり期待しないでください……)。

文章で緘黙のことを伝える際に、特に注意した点があります。

◇ 緘黙にふりがなをつけること

「緘黙」を、すんなり読めない人は多いでしょう。これでは覚えてもらえません。そこで、ふりがなをふっています。

◇ ただの引っ込み思案ではないと伝えること

緘黙のことを初めて知ったという方が、ただの引っ込み思案と誤解しているケースを見たことがあります。そこで、そうではないことを伝えています。

◇ 医学的に認められていること

誰かの思いつきではなく、医学的に世界で認められていて、それなりに根拠があることを示しています。

◇ 「緘黙」は最近できた用語ではないと伝えること

最近なんでもかんでも病名をつけようとする風潮があり、緘黙もそうなのだろうと考える人を見たことがあります。そうした最近の風潮の是非はともかく、緘黙はそう最近生まれた言葉ではないことは伝えておくようにしています。

以上のことに留意して、私が姉妹ブログで書いた記事は以下の通りです。あまり長い記事を書くと読んでもらえないのではないかと思ったため、端的にまとめ、さらに詳しい情報はリンク先をご覧くださいというかたちをとりました。また、記事にインパクトをつけるために、画像を挿入しました。なお、ひきこもりとの関連に触れているのは、姉妹ブログがひきこもりをテーマにしているからです。

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【PR】学校で話せない子~場面緘黙(かんもく)症【PR】

家では普通に話せるのに、幼稚園や学校に行くと、何も話せなくなってしまう子たちがいます。それも、単なる引っ込み思案や内弁慶といったレベルではなく、何か月や何年といった長期間、こうした状態が続くのです。ひどいと、学校のトイレに行けなかったり、満足に動くことすらままならなかったりします。

中には、思春期、青年期になってもこうした状態が改善されない人もいます。ひきこもりになる人の存在も指摘されています。

このように、特定の場面で話ができない状態を、場面緘黙(かんもく)症といいます。医学の世界では、特に選択性緘黙(selective mutism)という用語が使われることが多いです。最近できた新語ではなく、もともとは1934年に Moritz Tramer が最初に用いた術語で、日本では高木四郎氏が1951年に取り上げたのがおそらく最初です。

彼ら彼女らはわざと話さないのではなく、話ができないのです。その原因については研究が行われていますが、不安が関係していることで専門家の見解は一致しているようです。一つの不安障害と位置付けられることも多いです。

話ができないと、学業に支障が出たり、社会性の発達が阻害されたりといった問題が起こります。また、何らかの二次障害にかかる場合もあります。

「そのうち、自然によくなる」として放置される場合もありますが、症状が固定化する恐れもあり、早期発見・早期介入が必要です。ですが、発話を強要するとかえって不安が高まり、話せなくなってしまいます。むしろ不安をやわらげることが必要です。

詳しくは関連サイトへ。

[関連サイト]

◇ かんもくネット新しいウィンドウで開く
◇ かんもくの会新しいウィンドウで開く
◇ 場面緘黙症Journal新しいウィンドウで開く
◇ Selective Mutism Group新しいウィンドウで開く

[関連記事(姉妹ブログ・場面緘黙症Journalブログ)]

◇ 5月は場面緘黙症啓発月間です新しいウィンドウで開く

[関連書籍]

場面緘黙Q&A―幼稚園や学校でおしゃべりできない子どもたち
かんもくネット 角田 圭子

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※ 長い記事でしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。人気blogランキング、応援クリックよろしくお願いいたします!5月限定のアピールです。↓下の画像をクリックです。

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