緘黙を克服し、ロンドン五輪の聖火ランナーに

2012年05月15日(火曜日)

しばらく場面緘黙症啓発月間の記事を書いてきましたが、ここで通常の記事に戻ります。

今年開催のロンドンオリンピックの聖火ランナーの一人が、なんでも場面緘黙症を克服された方だそうです。英国在住の男性で、現在はパーソナル・トレーナーとして子どもたちの指導に当たっているスポーツマンです。

ロンドンオリンピック・パラリンピックの公式ウェブサイト(日本語非対応)には、英国内を走る各聖火ランナーの紹介ページが設けられているのですが、この男性の紹介ページは、緘黙にかかわる話が全体の記述のおよそ半分を占めています。また、この男性が聖火ランナーに選ばれた理由らしきものも記載されているのですが、その記述は、自らがスポーツを通じて緘黙を克服し、さらにその経験を活かして子どもたちにスポーツの指導に当たっていることが評価された、とも読み取れる内容です。

この方の話は、現地のニュースサイトで記事にもなっています。その題名も 'Personal trainer who overcame select(ママ) mutism to carry Olympic torch' で、「場面緘黙症を克服したパーソナルトレーナーが、オリンピックの聖火を運ぶ」というような意味です。このほか、オリンピックとは別に、2011年の1月に、英国の大衆紙 Daily Mirror にこの方の記事が載っています。緘黙についても言及があります。

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英国内で聖火リレーに参加するランナーは8,000人にのぼるそうで、その中に緘黙経験者がいても、さほど不思議なことでもないと言えば、その通りかもしれません。ですが、この方が緘黙を克服した事実が強調されている点は、注目に値するでしょう。

スポーツを通じて緘黙を克服できたという話は興味深く、特に私としては、もう少し詳しい話を知りたいところです。緘黙の克服に役立つヒントが得られるかもしれないからです。日本の「脳幹論」の類でもなさそうですし。それにしても、現地ニュースサイトには、"Football was a way of communicating without having to do it verbally.” と書かれてありますが、英国ではサッカーするとき、声を出さないのでしょうか。どちらにしろ、喜ばしい話です。

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[文献]

◇ Echo, G. (2012, May 9). Personal trainer who overcame select mutism to carry Olympic torch. this is Gloucestershire. Retrieved from
http://www.thisisgloucestershire.co.uk/Personal-trainer-overcame-select-mutism-carry/story-16031351-detail/story.html

◇ Matt Holdback - Olympic Torchbearers - 2012 Olympics | London 2012. Retrieved 2012, May 15 from
http://www.london2012.com/torch-relay/torchbearers/torchbearers=matt-holdback-8184/

◇ Phillips, T. (2011, January 13). How to get a career in the sports and fitness industry. Daily Mirror. Retrieved from
http://www.mirror.co.uk/money/jobs/how-to-get-a-career-in-the-sports-and-fitness-industry-103811