緘黙経験者がミス・イングランド候補に

2012年05月23日(水曜日)

英国の大衆紙 Daily Mail に、場面緘黙症の経験者の記事が掲載されました。5月18日に公開された Beauty queen who didn't speak in public until she was SEVEN finds her voice to become Miss England hope という記事です(電子版で確認)。

記事の内容は、場面緘黙症だった女性(23)が、ミス・イングランドの決勝に残っているという内容です。緘黙だった頃から現在に至るまでの経緯がまとめられています。記事には、この方の現在と幼少期の写真が織り交ぜられていますが、ミス候補とあって綺麗な方です。場面緘黙症については、実例を交えながら分かりやすく理解できるようになっています。大衆紙らしい記事だと思います。

この方が緘黙と、その後の内気を克服するまでの過程には一部かなり特殊な経験があるものの、一つの事例として読んでも興味深い内容です。特に、緘黙の当事者や後遺症を抱える方、経験者にとってはメッセージ性があるかもしれません。

なお、昨年、やはり英国で、緘黙だった少女(当時12)がモデルになったという記事が出ましたが、この方と今回の方とは別人です。

以前もお話ししましたが、Daily Mail は人気のある新聞で、その発行部数は英国でも2番目の200万部近くあります(First official, 2012)。また、ウェブサイトの訪問者も多く、dailymail.co.uk へのトラフィックは英国では全ウェブサイト中第15位、ニュースサイトに限ると BBC Online に次ぐ第2位です(Alexa)。影響力はあるだろうと思います。

英国の新聞についての有名なジョークによると、The Times は国を実際に動かしている人々に読まれ、The Guardian は自分が国を動かすべきだと考えている人々に読まれ、Daily Mail は国を動かしている妻たちに読まれ……だそうです。とにかく、Daily Mail というと、女性が読んでいそうなイメージです。この記事を読んだ育て中の母親も少なからずいるかもしれません。



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[文献]

◇ First official figures give The Sun Sunday 3.2m circ. (2012, April 3). Press Gazette. Retrieved from http://www.pressgazette.co.uk/story.asp?sectioncode=1&storycode=48913
◇ Alexa - Top Sites in United Kindom. Retrieved 2012, May 23 from http://www.alexa.com/topsites/countries/GB