緘黙でアリバイを主張できず…

2012年08月07日(火曜日)

「本当は無罪なのに、緘黙が原因で思うように防御ができず、結果的に有罪の判決が下りようものなら、たまったものではありません」

以前、「裁判を受けた場面緘黙症の青年」(新しいウィンドウで開く)という記事の中で、私はこう書きました。実際のところ、ここまで深刻な話ではないものの、少なくとも似たような例はあったようです。以下の資料「司法における差別の事例」をご覧ください。

↓ 内閣府ホームページ内の資料へのリンクです。PDFファイル(333KB)。PDFを閲覧するにはAcrobat Readerが必要です。Acrobat Readerはこちら(新しいウィンドウで開く)からダウンロードできます。

「司法における差別の事例」
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問題の件は、1ページ目「奈良の少年の強制わいせつ致傷事件」です。幸いアリバイ証人が家裁送致の後になって現れたのですが、もし証人が現れなかったら、この緘黙の少年はどうなっていたのだろうと思います。こうしたことが氷山の一角でなければよいのですが。

こうした場合、筆談など口頭以外の方法でコミュニケーションをとることはできないのでしょうか。このあたりのところが分かりません。

私は法律に弱く、大きなことは書けないのですが、今回の少年は16歳ということで、犯罪少年として少年法の対象となったものと思われます。「非行事実」という言葉が出るのもこのためでしょう。犯罪少年は、「全件送致主義」といい、捜査機関は全て家庭裁判所に送致することになっているそうです。

なお、上の資料は、第10回障がい者制度改革推進会議差別禁止部会(平成23年11月11日)において配布されたものです。

[関連ページ]

↓ 内閣府ホームページへのリンクです。どこまで信じてよいのか私には分かりませんが、こういう意見があるようです。PDFファイル(238KB)。

◇ 第6回障がい者制度改革推進会議「司法手続きに関する意見一覧」
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