場面緘黙症の啓発月間2012(海外ニュース)

2012年11月06日(火曜日)

今年も英語圏で Selective Mutism Awareness Month(場面緘黙症啓発月間)の動きがありました。

今回も、Facebook、ブログ、YouTube、twitter など、インターネットを中心とした草の根の運動です。大手緘黙支援団体が音頭をとったわけではないのですが、この動きはある程度の広まりを見せています。誰もが情報発信できるネット時代ならではでしょう。

Facebook の イベントページ Selective Mutism Awareness Month 2012 では、参加予定者が112人、招待済みが451人で(11月6日現在)で、少なくとも数百人が、この啓発月間に関心を寄せていたことが窺えます(といっても、私は Facebook のことがよく分からないのですが……)。とはいえ、この期間、緘黙についてネット上で積極的に情報発信した人の数は、これよりずっと少ないです。

不特定多数の賛同者が各自創意工夫を凝らして緘黙児支援について訴えているのですが、各個人の活動にはオリジナリティーが感じられ、見ている分には面白いです。また、各自それぞれの活動の場で緘黙の情報発信を行っているので、様々な場で緘黙の情報に触れることができるようになっています。反面、大きな団体が積極的に関与しているわけではないので、例えばかつて英国の大手緘黙支援団体が行った Selective Mutism Awareness Week (場面緘黙症啓発週間)のように、BBC のテレビ番組で緘黙が取り上げられたとか、そうした大規模なキャンペーンには至ってはいません。

参加者の中には、ライターなど、情報発信に何らかの専門性を持っている人もいます。こうした人の参加は、啓発活動の水準を高めています。

大手緘黙支援団体とは直接関わりのないこうした草の根の動きには、英語圏での緘黙児支援の動きの多様さを感じます。また、特定の期間に集中的に啓発活動を行うという試みには、啓発活動にも戦略が重要であると改めて考えさせられます。今回の英語圏での啓発活動を参考に、来年の5月に予定している日本での場面緘黙症啓発月間での活動をどのように展開するか、ヒントを探りたいところです。

[啓発月間関連ページ]

◇ Facebook 公開イベント・Selective Mutism Awareness Month 2012
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◇ Facebook 公開イベント・Selective Mutism Awareness Online Project
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◇ Google 検索 "Selective Mutism Awareness Month"(2012年10月1日~31日)
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[関連記事]

↓ 昨年の記事です。
◇ 10月は、場面緘黙症の啓発月間(海外ニュース)
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↓ 私が勝手に言い出したことです。
◇ 5月は場面緘黙症啓発月間です
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◇ 場面緘黙症の啓発週間(イギリス)
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