場面緘黙症Journalに中学生画像が登場!

2013年07月09日(火曜日)

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■ 緘黙関係の人物画像と言えば、小学生

場面緘黙症の本やウェブサイトに使用される人物画像は、小学生ぐらいの子どもが定番です。パソコンでご覧の方は、「関連書籍」(新しいウィンドウで開く)コーナーで紹介している緘黙関係の本の表紙を見てみてください。写真、イラスト、ともに人物画像は小学生ぐらいの子どもばかりです。また、洋書や海外の緘黙支援団体サイトで使用されている人物画像もまた、そうした年代の子どもばかりです。

ですが、そうした本の出版に関わったり、小学生画像を採用したりしている緘黙支援団体のウェブサイトの文章や掲示板を見ると、実はもっと年齢層が上の緘黙当事者も視野に入れている場合が少なくないことに気づかされます。文章では思春期、青年期、成人期の緘黙を視野に入れながら、写真やイラストは小学生のものばかりという「ねじれ」が起こっています。中学生以降の緘黙に関する情報を本などで発信するのが難しいという事情などが関係しているのでしょう。

■ SMJ に中学生画像が登場!なぜ?

場面緘黙症Journal トップページとブログに、初めて中学生の画像が登場しました(PC版のみ)。見ようによっては高校生にも見えます。これは、緘黙の当事者やいわゆる後遺症で悩む人は小学生ぐらいの小さな子だけではないという考えからです。私もこのサイトで小学生や幼稚園児の写真ばかり使い続けてきたのですが、実はそれに違和感を抱いていました。ですが、緘黙関係で人物写真というと小学生ぐらいの子どもが定番ですので、それに自然と従っていたのです(写真素材購入費という経済的な問題も大きかったですが)。

定番に挑戦するのはちょっとした勇気がいります。ひとつのパターンが定着してしまうと、受け手もそれを無意識のうちに期待してしまうことがあるからです。私自身、下書き段階で中学生画像を使ってみたら、「緘黙サイトに中学生画像は違和感がある」と感じました。ですが、ネット上では現実に中学生以上の緘黙当事者もいて、実際、そうした人がこのサイトの掲示板に書き込んでくれたこともあります。中学生画像の使用をためらう私に背中を押したのも、私がYouTube で公開した緘黙の啓発動画に高校生の当事者たちからコメントが寄せられたことを知ったことでした。

今後、従来の小学生や幼稚園児の画像と交えながら使用していきたいと考えています。世界でもあまり例の無い試みではないかと思うのですが、ひとつやってみます(失敗したら、写真素材購入費がパアです……)。

↓ 今日更新のこの記事で、中学生画像を使用しています。
◇ 『あなたの隣の話さない人-緘黙(かんもく)って何?-』
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