素朴な疑問:緊張の発話への影響について

2013年09月25日(水曜日)

アイキャッチ画像。着物姿の女性。
■ 事例1:憧れの歌手と対面するも、緊張で話せない

私の演歌趣味は誰にも止められません。先日、ある若手女性演歌歌手の CD即売会に、念願かない初めて参加しました。即売会では私以外に並んだファンが誰もいなかったため(この歌手大丈夫だろうか……)、歌手と話す時間をたっぷり持つことができました。

ところが、憧れの歌手を目の前にした私は緊張のあまり頭が真っ白になってしまい、思うように話ができませんでした。一言二言の会話だけで必死で、挙動も不審気味になってしまいました。そして、このときの記憶は一部消えています。

ただ、緊張で汗をかかなかったのが救いでした。汗べっとりの手で、大好きな歌手と握手という事態は避けることができました。

■ 事例2:見知らぬご年配の方たちと対面、緊張で汗べったりも会話はできる

同じ頃、とある集まりに初めて参加しました。参加されたのは多くがご年配の方で、だいたいがお知り合い同士でした。そんな中へ、ご年配というには程遠い年齢で、しかも知り合いがほとんどいない私が出席することになりました(私は演歌好きですが、そんなに齢ではありません)。

これは緊張しました。緊張で全身から汗が出てきました。ですが、うまい具合に、ご年配の方たちとお話をすることができました。数十分ほど話を続けるうちに次第にリラックスしていき、汗も出なくなっていきました。

■ 事例3:学校では緊張して話ができなかった

私は子どもの頃、学校の門をくぐるととたんに緊張してしまい、ほとんど全く何も話すことができなくなってしまいました。蚊の鳴くような声で何か一言言うだけで限界でした。話せないだけでなく、動作や表情も鈍く、ただぼーっしているだけのような少年でした。とにかく一日中こうした様子でした。

ですが、緊張していたとはいえ、どこか精神的に安定しているようなところもありました。緊張のあまり学校では一日中頭が真っ白で記憶に残っていないとか、一日中汗をかき続けていたとか、そうしたこともありませんでした。

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いずれも緊張だろうと思うのですが、身体に現れたものは違います。発話への影響もそれぞれ違います。事例1と3は話せないという点では一見似ていますが、似て非なるものです。素朴な疑問ですが、いったいどういうことなのでしょうか。