緘黙・新春インタビュー 2014

2014年01月01日(水曜日)

アイキャッチ画像。
お多福場面緘黙症Journal(SMJ)読者の皆様、明けましておめでとうございます!蛇田蛇子改め、馬田馬子です。今年もお馴染み、場面緘黙症Journal の富条さんへのインタビューからです。富条さん、よろしくお願いします。

若侍よろしくお願いします。旧年中もなんとか場面緘黙症Journal を存続して新年を迎えることができました。馬子さんてお名前、古代豪族みたいですね。


「仰天ニュース」に静観を保った SMJ


お多福2013年には、一つ大きな出来事がありました。2月13日、日本テレビ系でゴールデンタイムに放送されている「ザ・世界仰天ニュース」で、緘黙について取り上げられたんです。当時、多くの緘黙関係ブログはこの話題で持ちきりでした。ですが、場面緘黙症Journal は冷静というか何というか、この件について全く触れようともせずに静観を保っていました。

お多福とても不思議に思っていたのですが、しばらくしてその理由が分かったような気がしました。番組がきっかけでネット上では緘黙の話題で盛り上がったのですが、それは一過性のブームにすぎなかったのです。そうか!富条さんはそういうブームに踊らされず、地道に緘黙について追究しようという人なんだと。

若侍違いますよ。


お多福あら?


若侍あの時は、普段緘黙についてネット上で情報発信している人の本当に多くが、「仰天ニュース」の話題を熱心にしていました。そんな中、今さら私がその話を持ち出してどうなるっていうんですか。

若侍もともと場面緘黙症Journal は、あまり誰も知らなさそうな緘黙に関する情報をみなに紹介しようという狙いで始めたもので、現在もこの理念は大事にしています。そういうわけで、スクープをするのは大好きなのですが、既に多くの人が取り上げている話題を持ち出すようなことはあまりしたくはありません。

お多福見上げたブロガー魂です。でも、ただのひねくれ者のような気も……。


若侍あのTV番組の影響ですが、このブログには大してありませんでした。ちょっと短期的に訪問者数が増えたぐらいです。ですが、あの程度の訪問者数の伸びは、長くブログをやっていれば時々経験するものです。

若侍私のブログへのコメント欄や掲示板は相変わらず閑古鳥が鳴いていましたし、いただいたブログ拍手の数もいつもと全く変わりありませんでした。また、うちのサイトで紹介している緘黙の本が特別売れたということもありませんでした。むしろ、地上波の全国ネットのゴールデンタイムの番組で緘黙を取り上げたにもかかわらず、このような極めて限定的な影響しかないことに、緘黙の認知度向上の難しさを感じました。

お多福富条さんはともかく、多くの緘黙ブロガーには多大な影響があったようですけれどもね。それに、あの番組で自分も緘黙かもしれないと気づいた方もいらっしゃり、影響はブロガーにとどまりません。ですが、カースティーさんのお話を仰天ニュースに先駆けて日本でいち早く紹介した富条さんのブログに限って番組の影響がなかっただなんて、不思議なものです。

メディアで取り上げられてゆく緘黙


お多福昨年は仰天ニュースや NHKニュース(首都圏、中国地方)など、これまでになく緘黙がメディアで取り上げられた年でした。認知度はだいぶ上がったことでしょう。

若侍どうでしょうかね?認知度調査が行われていないので、どの程度上がっているかは分かりません。


お多福富条さんって、本当に慎重な方ですね……。


若侍緘黙の認知度を上げるのは、そう簡単なことではないのではないかと私は考えています。私は英語圏の緘黙に関する情報をよく見ているのですが、あちらの国々では、これまでメジャーなテレビ番組や新聞、雑誌等で何度も緘黙が取り上げられてきたもかかわらず、いまだに認知度が十分に上がっていないふしがあります。それは、現地のメディアの緘黙の記事の書き方に表れていますし、緘黙の認知度を上げようという運動はいまだに無くなりません。

若侍参考までに、以下は Google トレンドより、緘黙と発達障害の検索動向の比較です。認知度と検索動向は全く違うものですが、認知度がわが国でどれだけ上がったかを知る一つの手がかりにはなるかもしれません。


緘黙と発達障害の検索動向の比較
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お多福あらあら、天と地ほどの差が……。



若侍メディアで緘黙が取り上げられても誤って理解した人もいますし、どれだけ正しい理解につながったかも気になります。また、メディアで取り上げられたのをきっかけに、どれだけの緘黙児・者が必要な支援につながったかも気になります。

緘黙が取り上げられ、SMJ の訪問者数は増えた?


お多福メディアなどで緘黙が取り上げられ、場面緘黙症Journal の訪問者数は増えたことでしょう?広告収入も増えて、ウハウハですね!

若侍いえ、訪問者数はむしろ減少傾向にあります。このままだと、サイトの運営は立ち行かなくなるかもしれません。

お多福えーっ!?なぜ??



若侍なぜなんでしょうね。ただ、緘黙が注目され、緘黙に関する情報に対する需要が増えると、供給も増えるものでしょう。特に、これまで緘黙を取り上げてこなかった組織運営のウェブサイト上に、緘黙に関する情報が載るようになってきています。こうなると、家内工業よろしく一人こつこつやっている、うちのような零細サイトは対抗できません。このあたりに、もしかしたら原因の一つがあるかもしれません。こうした傾向が2014年にも続くのでしょうか……。

お多福なんとか今年も頑張ってサイトを続けてください!サイトリニューアルしたばかりなんですから!それではみなさん、今年もよろしくお願いいたします。