緘黙児の家に、新しい親が来たら?

2014年03月18日(火曜日)

アイキャッチ画像。春の麗かな日差しを受ける白梅。写真素材サイトPAKUTASOより。

緘黙児がいる母子家庭に、新しい父が来たら?


私の父親は、私が10歳の時に亡くなりました。父との死別により我が家は母子家庭になったわけですが、母親はその後再婚せず、新しい父親が家に来ることはありませんでした。

父親が亡くなった当時の私は小学4年生で、学校や見慣れぬ人と会うと口をつぐんでしまう子どもでした。場面緘黙症だったのかもしれません。こうした私の傾向は、中学、高校に進学しても変わることはありませんでした。

もしこの時期に、母親が再婚して新しい父親を迎えていたら、私はどうなっていたのでしょうか。家でも緘黙になる全緘黙症になっていたのでしょうか。それとも、父親の前でだけ緘黙していたのでしょうか。はたまた、問題なく家で父親と話ができたのでしょうか。

養子に行って緘黙になった子ども?


似たような話を読んだことがあります。Adoption Detective という、養子になった方が書いた海外の回想録があるのですが、この中で、養子先で場面緘黙症になった話が書かれてあります。子どもの頃、義理の母親の前では緘黙したというのです。

世の中の子どもの全てが、実の両親が身近にいて、そのもとで暮らすという生活を送っているわけではありません。片親もしくは両親がいない環境で育っていたら、見知らぬ人が親になったということもない話ではありません。また、養子縁組や里親の制度は日本にもあります。

緘黙の子や、緘黙になりやすい気質を持った子がこうした家庭での環境変化に見舞われた場合、その子にはどういう影響があるのでしょうか。家庭でも緘黙することになり、いっそう苦しんでいる子どもはいないでしょうか。今のところ、あまりそういう例は聞きはしませんけれども。