場面緘黙症の英語講演動画

2014年03月24日(月曜日)

アイキャッチ画像。桜と中学生。
YouTube で公開された場面緘黙症の英語講演(講演というより講習会かな)をこの前 Twitter で紹介したところ、日本語圏の方から予想外に反響がありました。そこで、ここでも取り上げてみることにします。

Selective Mutism: Giving Kids a Voice
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この動画を Twitter で紹介した理由は、それまで公開されてきた英語圏の同種の動画に比べて、映像が鮮明であるなど際立って見やすく、聞きやすい動画だったからです。また、ところどころでプレゼンテーション資料が挿入されているのですが、これが平易な英文で端的にまとめられているので、英語が聞き取れない方でもこの資料から概要を読み取ることができます。あと、パソコンで見るとスクリプトも読めて便利なのですが、このスクリプトは正確性にやや難があります。

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この講習会は、2013年12月12日にカナダのバンクーバーで行われたものです。講師は心理学者で、米国の緘黙支援団体最大手 Selective Mutism Group のメンバーでもある Anna Simpson 氏という方です。主催者はカナダの Anxiety Disorders Association of British Columbia (AnxietyBC)という非営利組織です。

スポンサーはカナダでも最大手の銀行、カナダロイヤル銀行(RBC)の RBC Children’s Mental Health Project です。RBC の関わりはよくある企業の社会貢献活動の一環なのでしょうが、それにしても、このようなメガバンクが、子どもの心の健康という我々日本人からすればマイナーに思える問題に関心を寄せ、支援を行っていることは興味深いです。

動画の内容を見てみますと、前半が緘黙の全般的な解説、後半が行動療法に基づく支援法の紹介で、全体として欧米的という印象を持ちます。冒頭でも名前が挙がっていますが、米国ニューヨークの Child Mind Institute の講習会のプレゼンテーションと重複している部分があります。それから、2013年に初めて報告された、緘黙児への行動療法のランダム化比較試験など、新しい動向にも触れています。

それにしても、この動画を Twitter で日本語圏の方に紹介してこれだけ反響をいただいたのは予想外でした(RT7件、お気に入り5件)。みなさん英語がお得意なのか、緘黙の講演が YouTube に公開されたという事実が重く受け止められたのか、理由は分からないのですが、これだと英語の緘黙情報をもっと日本の Twitter ユーザーに紹介してもよいかもしれないと思えてきます。なお、私は Twitter で演歌関係の動画を紹介したことも何度かあるのですが、こちらの反響はさっぱりです。

[リンク]

↓ 記事の中で話題にした、Child Mind Institute の講習会の動画が見られます。英語ページ。
Selective Mutism Workshop Series
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↓ Twitter 登録してない方でも閲覧可。緘黙とは無関係の内容もあります。
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