リボン運動 - リボンで意思表示

2014年05月06日(火曜日)

アイキャッチ画像。

アウェアネスリボン


乳がん啓発活動のシンボルであるピンクリボンは有名です。また、エイズへの理解と支援のシンボルであるレッドリボンもよく知られています。

このようなリボンは、あまり知られていないものまで含めると、世界に無数にあります。そのデザインも多様で、ピンクやレッドといったカラーリボンだけではありません。例えば、自閉症支援リボンにはパズルが描かれてあります。ほかにも、縞馬模様が描かれたリボンとか、雲模様が描かれたリボンなどもあるらしいです。

【アニマルズインク】 リボンマグネットバッジ『自閉症』Autism Awareness
【アニマルズインク】 リボンマグネットバッジ『自閉症』Autism Awareness

こうしたリボンを「アウェアネスリボン」(Awareness Ribbon)と呼びます。また、アウェアネスリボンを用いて、何らかの問題を抱える人を支援したり、支援に賛同したりする意思表示を行う運動を「リボン運動」と呼びます。

↓ All About へのリンクです。
◇ 赤、青、白…どれだけ知ってる?リボン運動
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↓ Wikipedia 英語版へのリンクです。
◇ List of awareness ribbons
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緘黙のリボンは?


それでは、場面緘黙症のアウェアネスリボンはあるのでしょうか。もしあるのなら、5月の場面緘黙症啓発月間で使ってみると面白いかもしれません。

実は、海外では既にあることはあります。ですが、まだ多くの人に広く受け入れられているものではありません。

Selective Mutism Network のリボン


海外の緘黙啓発月間で大きな役割を果たしている米国の緘黙支援団体 Selective Mutism Network(SMN)は、白地にライトブルーで Selective Mutism Awareness と書かれたリボンを掲げています。 Selective Mutism とは、場面緘黙症のことです。ただ、その一方で、青地に白文字のアウェアネスリボンの形をしたカーマグネットを公式サイトで販売するなど、多少バリエーションのようなものがあるようです(現在、公式サイトは閉鎖中)。どうして青や白なのかが気になるところですが、その説明が見つからず、私には分かりません。

ただ、このリボンは SMN 以外の団体や人が使う場面はなかなか見ることができません。そもそも、SMN 関係者以外が使ってよいものかどうかもよく分かりません。

◇ Selective Mutism Network の Twitter ページ(画像/動画)
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◇ Selective Mutism Network の Facebook ページ
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Selective Mutism Awareness のリボン


緘黙の認知度を上げるべく活動する2人組?からなる Selective Mutism Awareness(SMA)は、かつてライトブルーと黒を組み合わせたリボンをデザインしようとしていました。ライトブルーは緘黙児・者が自由に話せる一面を、黒は緘黙児が話せない一面を表します。

ライトブルーは、先ほどお話した SMN が当時既に制作・販売していたブレスレットなどの啓発グッズの色に合わせたものです。また、当時、英国のあるサイトで販売されていた緘黙啓発のリストバンドも、この色を基調としていました。

ただ、このとき SMNは 既に上記のリボンを使用していました。SMA は SMN と協調してリボンのデザインを統一しようとしたのですが、結局 SMA 制作のリボンについては、曖昧なまま立ち消えになったようです。SMA のロゴが現在もなおライトブルーと黒を組み合わせたデザインなのは、これと関係があるのでしょうか。

↓ いずれも、Selective Mutism Awareness による Facebook の投稿です。英語ページ。

◇ Awareness Ribbon 2011年6月13日投稿。
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◇ Awareness ribbon proposal 2011年6月17日投稿。
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◇ さらにその続きの投稿 2011年10月3日投稿。
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緘黙リボンは統一がまだで、浸透もしておらず、私も使用に慎重


このように、緘黙のアウェアネスリボンはあることはあるものの、デザインの統一がなされていなかったり、浸透していなかったりしています。緘黙支援団体では最大手クラスの Selective Mutism Group や SMIRA も、リボンに関心がなさそうです。

こうした現状なので、5月の場面緘黙症啓発月間にリボンを使うことには、私は慎重です。

余談


先日公開した場面緘黙症啓発月間ポッドキャストが、本日より、iTunes を通じてダウンロードできるようになりました。iTunes Store 検索や、下記リンクからアクセスすることができます。

◇  場面緘黙症啓発月間ポッドキャスト
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