場面緘黙症啓発月間2014を振り返る(2)

2014年06月12日(木曜日)

アイキャッチ画像。
場面緘黙症啓発月間2014を振り返る(1)」の続きです。

前回は、啓発月間の目的と、私自身がこの期間中に何をしたかを振り返りました。今回は、協力してくださった方たちの取り組みやネット上の反応を振り返るなどしたいと思います。

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協力してくださった方たち


かんもくネットさんの画像ツイート


第1回
第2回

私なぞとは桁違いのリツイート数!かんもくネットさんの力は絶大です。特に第2回は5,000件を超えるリツイート数を記録しています。つまり、5,000人以上が、かんもくネットさんの啓発ツイートを読み、さらにツイッター上でこれを広めたのです。リツイートしなかった人も含めると、おそらく何万か、場合によっては何十万の人が、かんもくネットさんのツイートを読んだものと思われます。

Twitter で画像の拡散をお願いするのは非常に賢い方法だと感心しました。 敷居が低く、呼びかけやすいですし、参加しやすいからです。 Twitter は情報が広まりやすいのが特徴です。また、参加のための具体的方法を示しているのもよいです。

つぼみの会(場面緘黙親の会関東)さんが動画公開


場面緘黙を知ってください2

1ヶ月ほどで1,500件ほどの再生数。私が公開したポッドキャストの再生数とは、これまた桁違いです。

宮古島緘黙っ子の親の会さん


↓ Facebook かんもくネットさんへのリンクです。
「場面緘黙経験者を囲んでの座談会」(5/24)

啓発月間にちなんでの開催でした。このように、オンラインだけでなくオフラインでの活動にも発展しました。

これらの方だけではない


ブログや Twitter などで啓発を訴えた方がたくさんいらっしゃいます。感謝。
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この期間の、緘黙のネット上での注目度


Yahoo! リアルタイム検索「緘黙」


6/2:1,230件
6/3:901件
6/4:227件

普通の日は、多くても数十件程度です。6月初旬に入って、かんもくネットさんの啓発ツイートに大量のリツイートがあり、このような結果になりました。

Google トレンド「緘黙」の検索動向


「仰天ニュース」の放送があった2013年2月を100とすれば……

2014年4月:45
2014年5月:44
2014年6月:集計途中ですが、同水準と推計されています。
※ この数字は、なぜか日によって多少変動します。

Wikipedia「場面緘黙症」のアクセス数(http://stats.grok.se/ による)


2014年4月:15,131件
2014年5月:14,018件

場面緘黙症Journal のアクセス数


前回お話したとおり、前の月と変わりありません。

Twitter 上では大きな反響があったのですが、ネット全体にまでは広がりはなかったのではないかと私は見ています。とはいえ、例年の啓発月間は、ここまで大きな反響はありませんでした。

理解の浸透について、気になったこと


Twitter などで、緘黙を初めて知ったという方が散見されました。もっとも、啓発月間以外にもこうした方はある程度みられます。初めて緘黙を知った方が特に多かったかどうかは、よく分かりません。

一方、緘黙について誤解しているとも見られるツイートも数多く見つけました。緘黙はよくある人見知りや引っ込み思案とは違うのですが、この点が理解されなかったようです。

特に、「コミュ障」との声が多くありました。「コミュ障」は流行のネットスラングで、この言葉に乗って、今回、緘黙の言葉が広まった面もあります(「コミュ障」絡みで、今回200件以上のリツイートを確認しています)。

来年に向けて


多くの方が参加しやすいように期間をとって啓発月間としました。1ヵ月間にわたって啓発に協力し続けなければならないというのではなく、この長い期間中に時間を見つけて例えばリツイート1つしていただけるだけでも、とてもありがたいという意味を込めています。啓発「月間」ではなく啓発「週間」にして短期集中的に行う方がよければそちらに変えてもよいのですが、どうでしょうか。啓発運動が広がるには多少時間もかかりますし、来年以降も1ヵ月間でよいように思います。

かんもくネットさんや、英国のメンタルヘルス啓発週間のように、啓発活動協力のための具体的な方法を示すのもよいかもしれません。漠然と「ご協力お願いします」と言われても何をすればよいか困ることもあるでしょう。

むすび


私は自己主張が苦手なタイプで、啓発やその協力を訴えるというのは本来性に合わないのですが、今年もなんとかやりました。ただ、もっと色々なことがしたかったです。ある程度力を入れて取り組もうとすれば、1ヶ月間は長いようで短いと感じました。

私が言い出した啓発月間ですが、今年は動きが広がり、半ば一人歩きしていました。かんもくネットさんのおかげでしょう。一人歩きするぐらい広がる方がよいです。ですが、Twitter 以外にも、もっと動きが広がればなおよかったです。Twitter はもともと情報が拡散しやすいのが特徴です。

私が啓発月間を訴えても直接的な効果はないに等しいですけれども、かんもくネットさんやつぼみの会さんなどの団体、グループが呼びかけると違います。このように、啓発月間は私がいなくてもうまく回りそうなので、これで私も安心して隠居できます(嘘)。