文科省宛の署名、既に60人以上の賛同者

2015年01月28日(水曜日)

アイキャッチ画像。写真素材サイト photo AC より。加工は PicMonkey のフィルタで。

緘黙に関するネット署名


教育現場など子どもたちと関わる仕事に従事する人たちに、場面緘黙症への正しい知識の習得を促すための署名を募る動きがあります。100人の賛同者を集めるのが目標で、現在64人の賛同者が集まっています。賛同者数はここにきてまた伸びており、100人の目標達成が現実味を帯び始めています。

↓ 署名サイト change.org へのリンク。署名のご判断は、皆様でお願いします。よく吟味して判断しましょう。
※ 宛先: 文部科学省 場面緘黙症を知っていますか?~正しい知識と対応~
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この署名は2014年12月30日に始まりました。署名の情報は Twitter で拡散されているほか、個別の Twitter ユーザーに署名を呼びかける人もいます。

[追記(2015年1月29日)]

ここ数日、Twitter 上で、緘黙と関係のあるユーザーなどに、次から次へと署名を呼びかける動きが一部で続いています。署名には個人情報の提出が求められます。繰り返しになりますが、よく吟味して署名の判断をしましょう。


↓ 発起人・先間泉実さんの Twitter 投稿へのリンク。
【拡散希望・ネット署名】文部科学省: 場面緘黙症を知っていますか?~正しい知識と対応~
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署名の趣旨文からは、発起人(緘黙当事者)の方のお気持ちがよく伝わってきます。

素朴な疑問ですが、100人の賛同者が集まれば、100人分の署名とその趣旨をまとめたものが文科省に届けられるということなのでしょうか。100人の根拠は何でしょうか。期限はあるのでしょうか。もし100人集まれば、どういった手続きで文科省に届けられるのでしょうか。そして、具体的にどういう対策がとられることを期待してのものでしょうか。

なお、署名が行なわれている change.org は最近よく聞く署名サイトです。ビル・ゲイツ氏らが2500万ドルを出資したそうです。数多くの署名が募られていて、日本の文科省宛のものも、緘黙に限らず数多いです。

過去に行なわれた、国会議員を通じた文科省への働きかけ


これとは少し違うのですが、今から10年近く前に、国会議員を通じた文科省への働きかけが行なわれたことがありました。

↓ 緘黙支援団体「かんもくの会」代表のブログへのリンク。2006年9月26日の記事。
※ ついに国が緘黙症対策に動く! 詳細
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↓ 「かんもくの会」代表のブログへのリンク。2007年1月4日の記事。
※ 緘黙症の記事が平野代議士の国会レポートに掲載!
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平野博文議員(後に民主党政権で文科相、官房長官)の働きかけにより、「ついに国が緘黙症対策に動く!」「文部科学省が本気で場面緘黙症の研究対策に乗り出す」「文科省が果たしてどんな政策を打ち出してくるのか」とのことだったのですが、あれから10年近く経っても、文科省がこれこれこういう対策をとったという情報にはいまだ接したことがありません。かんもくの会の取り組みにも関わらず、うやむやのまま終わってしまったのだとしたら残念です。

なお、リンク先の記事で書かれている「日本へ最新の緘黙症治療法をもたらす会」「緘黙の会」は、誕生間もない頃の「かんもくの会」です。また、かんもくの会はあらゆる政党、思想団体等と関わりを持たず、特に民主党を支持しているわけではないそうです。

海外でも署名の動きが


場面緘黙症に関する署名をネットを通じて募る動きは、海外でもこれまでにありました。先ほどの change.org では、英語圏のものに限ると、確認できるだけで過去に二度行なわれています。

◇ 2011年7月9日

一度目は、2011年7月9日に行なわれた Educate Teachers about SELECTIVE MUTISM in children と題するもので、教師に緘黙について教育を施してほしいというものです。宛先は米国の教育相、大統領、下院、上院、テネシー州の知事、下院、上院です。52人の賛同者を集めたものの、目標の100人には届きませんでした。

↓ 署名サイト change.org へのリンク。
※ Educate Teachers about SELECTIVE MUTISM in children
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◇ 2012年5月26日

二度目は、2012年5月26日に行なわれた Public school staff to be trained/support selective mutism と題するもので、公立校のスタッフに緘黙に関する研修と、緘黙児支援を求めるものです。宛先は米国ニュージャージー州のユーイング・タウンシップ(地名)の公立校と、緘黙児がいる公立校(?すみません、はっきり分かりません)です。185人の賛同者を集めたものの、目標の200人にはわずかに及びませんでした。

↓ 署名サイト change.org へのリンク。
※ Public school staff to be trained/support selective mutism
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日本のものも含めて、どれも教育現場に携わる方に緘黙への理解を促す内容です。

[関連記事]

↓ 下記は、政府が開設した嘆願サイトで過去に行なわれた、緘黙に関する署名の例です。なお、今回の change.org は政府が開設したサイトではありません。日本にはそういうサイトはありません。
◇ 英国政府に嘆願 (新しいウィンドウで開く
◇ オバマ政権に嘆願 (新しいウィンドウで開く

[関連リンク]

↓ 署名の発起人・先間泉実さんのブログへのリンクです。
◇ 場面緘黙症のネット署名 (新しいウィンドウで開く

↓ 発起人ではありませんが、署名を呼びかけている方のブログへのリンクです。
◇ 立ち上がる者、立ち上がれない者。 (新しいウィンドウで開く