ワシントンポストに緘黙の記事が掲載

2015年05月20日(水曜日)

アイキャッチ画像。
米紙 The Washington Post で、場面緘黙症を主題とする記事が掲載されました。

電子版では A 3-year-old suddenly stopped talking. How mom helped him find his voice. という題名で、現地時間5月18日(月)に公開されました。紙面では silent. というシンプルな題名で、現地時間5月19日(火)に掲載されました。紙面では、この日の Health & Science 欄で最も大きく扱われた記事です。

↓ The Washington Post の記事へのリンクです。
◇ A 3-year-old suddenly stopped talking. How mom helped him find his voice.
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記事を書いたのは Kim A. O'Connell さんという、緘黙の子をお持ちの母親です。この方はプロのライターで、様々な分野の記事を書く方なのですが、緘黙に関する記事を執筆した経験もあります。

今回の記事は、当初は緘黙を知らなかった O'Connell さんが自らの経験を語るかたちで、緘黙の基本的な説明から支援方法までまとめられています。読者としては、感情移入しやすい書き方かもしれません。この書き方から推測すると、おそらくこの記事は、緘黙を知らない読者を対象に、緘黙の認知度を高める目的で書かれたものではないかと思います。

大手の新聞の記事で、保護者が書いた保護者視点による緘黙の記事を見かけるのは珍しいです。緘黙児の保護者にプロのライターがいたからこそでしょう。

この種の記事では、決まって緘黙に詳しい専門家に取材が行なわれ、そのコメントが載るものです。今回は、緘黙経験者かつ専門家の Marian B. Moldan さんの話と、Moldan さんによる緘黙の絵本 Charli’s Choices が紹介されています。O'Connell さんと Moldan さんはかつて、雑誌 Psychology Today のブログで、緘黙を主題とする記事を共著で寄せたことがあります。

なお、The Washington Post は、2004年10月8日にも緘黙を主題とした記事を掲載しています。このときは保護者の質問に答えるというかたちでした。

↓ その2004年10月8日の記事です。
◇ A Case of Extreme Shyness May Point to Social Phobia
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[追記(2015年5月21日)]

今回の記事は、The New Zealand Herald にも掲載されました(電子版で確認)。The Washington Post の記事は、他の新聞に転載されることがあります。私が確認していないだけでも、他にも転載例があるかもしれません。


リンク、関連記事


↓ O'Connell さんによる、緘黙のブログへのリンクです。
◇ Blooming Boy
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↓  Moldan さんが運営するニューヨークの施設。緘黙を経験した方が、緘黙児を支援する仕事に従事するなんて、素晴らしいですね。しかもニューヨークに施設を構えるとは。
◇ Childhood Anxiety Solutions
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↓ Moldan さんによる絵本を紹介した記事へのリンクです。場面緘黙症Journal ブログ。
◇ 緘黙を経験した専門家が出した絵本(海外)
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