緘黙のチャットを作りました。需要はないかもしれませんが…

2015年06月16日(火曜日)

アイキャッチ画像。

旧掲示板過去ログの公開を検討中(再掲)


まずはお知らせから。

場面緘黙症Journal の従来型掲示板は、掲示板レンタル元により、6月4日(木)に閉鎖されました。そこで、閉鎖された旧掲示板の過去ログの公開を考えています。過去ログ公開にあたっては、「過去ログに残してほしくない方がいらっしゃれば、お手数ですが、ご連絡ください」とのお断りを添えるつもりです。

現在のところ、7月を目処に、過去ログ公開の方向で作業を進めています。ただし、反対のご意見を多くいただけば過去ログ公開を考え直します。以前にもこのお話はしましたが、繰り返しお伝えしたいので。

チャットを作りました


さて、本題です。

場面緘黙症Journal にチャットを作りました。KENT-WEB が提供する、昔ながらのチャットです。KENT-WEB によると、「フレーム非対応のブラウザの方は利用できません」とのこと。懐かしい響きです。

◇ 緘黙チャットルーム (新しいウィンドウで開く

このチャットは、人口知能チャットです。「美香」というロボットが常駐していて、チャットへの入室者が1名の場合、相手をしてくれます。私のチャットを利用してくださる方はほぼいないような気がしたので、これを選んだのでした。

なお、入室者が2名以上の場合、美香は沈黙しますが、「美香」または「誰か」と呼ばれると、それに反応して喋り出します。ただし、このロボットは少しひょうきんな性格のようで、妙な返事が来ることがあります。

チャットルームには、ナビゲーションバー「掲示板」からアクセスすることができます。

緘黙チャットがたくさんあった時代


緘黙の個人ホームページが盛んだった頃、緘黙のホームページでチャットを見かけることは珍しくありませんでした。掲示板ほどではありませんでしたが、わりとあったものです。

例えば、今でも残る最初期の緘黙サイト「ココロのひろば」(2000年開設)には、「喫茶室(チャット)」というチャット室へのリンク(リンク切れ)がついています。また、既に閉鎖された「ほほえむ」というサイトでは、「JAVAチャット」「CGIチャット」「人工知能チャット」「おえかきチャット」の4つものチャットが、一時期設置されていました。

実は私も、ある緘黙関係のホームページで、一度だけチャットをしたことがあります。チャット当日は人が集まらず、私のお相手は緘黙を経験された男性一人だけで、男同士静かにチャットしていました。チャットをして感じたのは、発語を伴わない文字による会話とはいえ、話題の振り方や答え方、話の展開の仕方など、実際の会話と通じる部分もありそうということでした。会話の経験が乏しかった私にとって、チャットは難しかったです。

現在、こうした古典的なかたちでの緘黙のチャットはほとんどありません。インターネット上のコミュニケーションのありようが、時代につれて大きく変化したことが背景にあるのでしょう。

米国では、昨年まで専門家と話せるチャットがあった


海外のチャットの動向を見ると、米国最大の緘黙支援団体 Selective Mutism Group のウェブサイトに、専門家と直接話ができるチャットが昨年までありました。Expert Chat というもので、毎月テーマを決めて、団体のメンバー限定で行なうものでした。

そのやり取りは保存され、現在、公開されています。2006年1月からの8年半分で、けっこうな量です。

◇ Expert Chat Archive (新しいウィンドウで開く

ですが、やはり最近は海外でもチャットは見ません。先ほどの専門家チャットも無くなりましたし、ネットでのコミュニケーションは Facebook が盛んな印象です。

掲示板とチャットのある、昔ながらの個人ホームページ


人と違ったことをするのが好きな私は、こうした中、敢えてチャットを新設しました。

これは従来型掲示板が閉鎖されることになり、掲示板という昔ながらのコミュニケーションツールに向き合ったことがきっかけです。自己満足で作ったので、利用してくださる方がいなくてもあまり気にしません。

なお、チャットとともに、お絵かき掲示板の新設も考えているというお話を以前しましたが、これについては保留中です。